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駆け出し能楽師の奮闘記
敷居が高いと思われがちな能楽の世界を、能とは関係のない家から飛び込んだ私・中村昌弘の奮闘を通じて少しでも身近に感じていただけたらと思います。

疲れが…

今週は比較的ゆとりあるスケジュールでした。
でも三連休の舞台三連戦が終わってから、どうも体調が下り坂に。
鎌倉薪能2日間で気温差が恐らく10度近くあった(初日は汗、2日目は息が白くなるほど)のが大きな原因だと思いますが、少し気が緩んだのでしょうね。

よくよく考えると、能楽を仕事にし始めてから毎年一度くらい寝込んでしまうようになってしまいます。
おととしは「この花」という曲が復曲され金春流初演となりました。
僕は臣下の役を勤めたのですが、ワキツレ的な役で1時間50分ほど途中1度立つ以外座りっぱなし。
長く座る役は初めての上、初演でシテは師匠。
せっかくの舞台に泥は塗れないと、相当気を張っていました。
結果、大きな問題なく勤められたのですが、翌日から41度の熱が出て一週間寝込むことに。

実家の僕の部屋が夏恐ろしく暑く、冬外より寒かったというのも手伝ったとは思うのですが、秋から冬にかけては疲れが出る時期で危険です。
周りを見てもそのようで、9月の末あたりから国立の研究生たちもバタバタと倒れていきました…。

今年は師匠が「鉄輪」にかけている意気込みがひしひし伝わっていたので、それが終わってちょっとほっとしたみたいです。
さっき国立に行って「あっ揺れてる!」と思ったのに、花瓶の水は静か。
事務の方に「疲れすぎてるんじゃないの?」なんて心配していただく有様。
でもさっき風邪薬を飲んだらだいぶよくなった感じがするので一安心。


今度の日曜日から土曜日まで催しが3つあるので、また気を引き締めて頑張らなきゃ!!

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  1. 2005/10/14(金) 23:40:31|
  2. 考えごと(能楽)|
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