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駆け出し能楽師の奮闘記
敷居が高いと思われがちな能楽の世界を、能とは関係のない家から飛び込んだ私・中村昌弘の奮闘を通じて少しでも身近に感じていただけたらと思います。

オッチョコチョイな日

午前中先生のお稽古に伺ってから国立で申し合わせ。
時間にゆとりがあったので赤坂から30分ほどかけて歩いていきました。

だいぶ早く着きました。
さすがに誰もいなかったので食堂でのんびり昼ご飯を食べていました。
楽屋に戻って開始15分前になっても誰も来ません。
おかしいな?と思って職員さんに聞いてみると「申し合わせ、1時からです」とのこと。
ありゃりゃ。
でも勘違いも前で幸いでした。
以前1時間あとだと思い込んでいてエライことになったことがありました。。。

暇だったので2階でいろいろ調べ物をしたり、控え室にたまたまいた方といろいろとお話してました。
不幸中の幸い、以前から気になっていたいろいろなことをお聞きすることができました。

30分前に楽屋に帰ると、今度はちゃんと(って言い方はおかしいですね)皆さん見え始めていました。
今日は「吉野静」です。
あまり出ない曲ですが、先日舞囃子の地謡を謡う機会があったのであと少し覚えるだけ…のはずでした。
始まる直前「二ノ同の〝御ぱからいぞ~〟は…」という話が。

はっ!
しまった、そういえばそんな謡があったっけ!

この曲、能の地謡は初めて。
二ノ同は意外なところにヒョコッとある謡で、最初全部読み通したときに「ああこんなところにあるな」と思っていたのですが、その後存在をすっかり忘れていました。
幸い量も少なく、つながりのある覚えやすい謡なので(今日は危なかったけど…)本番はちゃんと謡えると思います。

いろいろうっかりな日でした。

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  1. 2006/05/09(火) 23:09:02|
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