相手は「芭蕉」の謡本。
今日の宗家ご長男の社中会で能が出たのです。
当初僕は地謡についてなかったのですが、急に1名出られないことが判明(当日病欠などアマチュアの方の発表会ではままあります)。
申し合わせが終わってから「当日謡って」ということになったのです。
とにかく少しでも謡うチャンスがあるほうがありがたいので二つ返事でお受けしたのですが、フタを開けてみるとこの曲地謡どころがめちゃめちゃ多い…。
追い討ちをかけるように、仏教用語が多くてなかなか頭に入りにくいときてます。
もっとも、この曲に限らず流儀の中興の祖と言われる金春禅竹の作品はだいたい覚えにくいのですが。。。
謡った番数はそう多くないものの、いろいろ気を遣うし長時間楽屋にいると疲れます。
そんな僕を見かねて師匠が肩を揉んでくれました。
あ~気持ちいい…っていいのか師匠にそんなことさせて!!!
「僕はマッサージするの好きなんだよー」とニコニコされている師匠。
他の流儀の書生さんをみているととっても大変な思いをされているのに、なんだか罰が当たりそうです。
ご恩は一生掛けてお返ししますから!!
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