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駆け出し能楽師の奮闘記
敷居が高いと思われがちな能楽の世界を、能とは関係のない家から飛び込んだ私・中村昌弘の奮闘を通じて少しでも身近に感じていただけたらと思います。

廃曲と再会

昼間は時間があったので洗濯物を一気に片付けました。
しばらく天気はいいみたいですが、最近予報がコロコロ変わりますから。

ひととおり終わって、今度は手紙を書きました。
14日に行われる研鑽会のお誘いです。
平日の夜とサラリーマンには厳しい時間帯ですが、ダメモトで何人かに送ってみました。
もうあと2週間になってしまいましたが、まだ22回しか舞ってません。。。
がんばんないとー!

昼頃実家に寄って3時間ほど稽古。
やることたっぷりで、あれよあれよと言う間に時間が過ぎてしまいました。

夕方からは国立で稽古。
まず小鼓の稽古で「小督」を謡わせていただきました。
思った以上にシッカリきたので驚きましたが、捉え方にだいぶ幅がある曲のようです。

そして僕は「錦木」を見ていただく予定だったのですが、ひとつ知識を得ました。
この曲、大倉流自体ではあるのですが、大倉家では勤めないことになっているのだそうです。
非常に特殊なことではありますが、この件に限ったことではなく、能楽界では他の流儀、他の役職でもこういったことは聞いたことがあります。
理由は、以前その曲を勤めている最中に倒れたことがあるからとか、勤めたあと間もなくして亡くなったということが続いたことがあるからといったことによるそうです。
ちなみに金春流では特にそういった曲はないそうですが、師匠には「この曲好きじゃないから僕のなかで廃曲!」ってのがあります(笑)

その後太鼓の稽古も受けて、終わったのは8時過ぎ。
最後までいた2人とご飯でもということになりました。
代々木のイタリア料理屋に行ったのですが、食事をしていると突然他のお客さんから声を掛けられました。
はて?品川庄司の品川に似てるけど、この人誰だっけ??
と3秒ほど考えていると、あ!!
大学のクラスメートでした。
僕はクラスではわりとアウトロー気味だったのですが、彼とは1度のみに行って、2度マージャンをしにいった記憶があります。
この近くに勤めているそうで、舞台は是非観たい!と言ってくれました。
いやー、偶然というものはあるものです。

しっかし、カレ、名前なんていったっけ???(汗)

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  1. 2006/05/31(水) 23:38:07|
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