おととい動き回ったのが災いし、昨日は風邪がぶり返し。
また一日中横になっていました。
昼過ぎになって薬が効いてきて楽になり、さすがに寝飽きてもきました。
暗誦すべきものもたくさんあるのですが、どうもそういう気にはならなかったので雑務を少し。
ここ数年クリスマスイブの恒例行事になっていた確定申告の資料作り(それもどうなんだか…)を前倒して4時間ほどコツコツやっていました。
エクセルで1月から今までのぶん、とりあえず表は完成。
これで全体の6割くらいは完了です。
でも…、これでよく生活してるよなー。
まったく貧窮問答歌ですよ。。。
あ、別に今年はイブになにかしでかしてやろう!なんてわけじゃないです。
ただ翌日が、なんつーかブラッディークリスマスとでもいうか、ちっとばかし大変なことになるかもしれません。
…いや、単に稽古なんですけどね。
もし書くことが可能だったら後日報告します。
全然話は変わって、来期FC東京監督にハラさんが復帰濃厚なんだとか。
レッズに行くとかって言う噂もあるけどどうなんだ?
それに来期岡ちゃん説ってのもまことしやかに流れていたけど、あれもどうなったんだろ?
まーあの滅茶苦茶な喜び方とか不可解な言動とか楽しいからいいけど、じゃあ今年1年はなんだったんだ?ってゆー話にもなるわけで。
ジャーンもいなくなっちゃうとか。
代わりの外人とってきたらしいけど、淋しいー。
ジャーンがいなかったら取られてた点数ってかなりのものだと思うし。
去年ナビスコとったのもある部分彼のおかげという部分もなくはないわけだし…(贔屓目しすぎ?)。
ま、とにかく来期に期待!
…じゃなかった、まず元旦に期待!!
スポンサーサイト
- 2006/11/30(木) 23:11:48|
- 日常|
-
トラックバック:0|
-
コメント:2
朝5時に起床。
教育テレビ「知るを楽しむ」の再放送を見るためです。
録画すりゃいいじゃんって話ですが、我が家のビデオは故障中なので…。
見終わってもうひと眠りしようかと思ったのですが、そのあとの能狂言鑑賞入門の再放送まで見るうち眠気が飛んでしまい、溜まった帳簿の整理やら雑務やらを片付けて結局そのままに起きてしまいました。
10時過ぎ、先生(女性の)からお電話。
先生も風邪をひかれたそうで代稽古に行ってほしいとのことでした。
幸い僕のほうはだいぶ良くなっていたので喜んで行かせていただきました。
昼過ぎに出て代稽古をして、夕方は国立の講義と稽古。
時間はパツンパツンだったので移動は小走りときどきダッシュ。
講義にはギリギリセーフで間に合いました。
今日から世阿弥です。
途中二条良基について触れたのですが、「挙句の果て」って慣用句は連歌に由来してるんのだそうで。
へえ~。
気合入れて聴講して、終わると病み上がりのせいかどっと疲れが出てきました。
おまけに稽古不足の状態。
このまま稽古室に入るのは恐ろしいなと思っていたら案の定…。
大鼓はただでさえややこしい
「放下僧」。
一発合格記録が途切れる最大のピンチでしたが首の皮一枚でセーフ。
あぶねぇ…。
でもこうなると次はメタメタ。
普段から苦手な太鼓は「オマエ罰符だ」(注:罰符は麻雀用語)と先生から言われてしまう始末…。
はぁ~~~。
帰り道ちょっとブルーでした。。。
- 2006/11/28(火) 23:04:10|
- 稽古|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0
風邪を残したまま研究会へ。
楽しみにしていたのにこの体調は残念。
でもそれを理由に失敗なんてことは絶対に許されません。
もうこうなると気合の問題です。
まず
「高砂」「葛城」「舟弁慶」の地謡。
風邪で喉がやられているにもかかわらず、2日間謡っていないと喉が変に調子がいいようで押さえがきかず妙な感じです。
そしていよいよ
「半蔀」の地頭です。
この日のためにしっかり謡い込んできたので不安はなし。
さすがに謡い出しは緊張しましたが、だんだん楽しくなってきました。
結果はとりあえず大過なく終えることはできた…、というところ。
ロンギやキリの掛け合いでシテに渡すところが雑になったり、喉を絞めてしまって息だけになってしまったり、ここは特に課題が残りました。
1人で謡っていると全部謡ってしまうのでこのあたりの感覚は実戦経験がものを言う部分だと痛感しました。
あとは声の浅さ。
録音を聞くとなんだかうすーい鉄板みたい。
ちょっと力が加わると全体が波を打って変形してしまうような。
声量ももっと思い切って出せばよかったのですが、どうも自分の中でブレーキがかかってしまうようでいけません。
師匠からも「もっと出していい」と言っていただいたのですが、荒くなる怖さが無意識にあるようです。
大きな声だけどしっとりと。
長期的な課題です。
最後は
「経政」のシテ。
2度師匠に見ていただいてはいるのですが、それ以降非常に舞い込みが少ない状態でした。
不安もありましたがもう当たって砕けろです。
でも…、やっぱり舞ってると楽しいですねー。
もちろん明らかに稽古不足なところは否めなかったのですが…。
ひとつ収穫だったのがカケリ。
大鼓は僕は高安流を稽古していて、この流儀だとカケリに入る部分が比較的わかり易い手になります。
しかし今日の葛野流はなんだか複雑(僕が知らないだけかもしれませんが)。
以前地謡を勤めたときに非常にはまりが悪くなってしまったのを見てきたので注意しながら舞ってみました。
終わってからお囃子方にご挨拶に行くと「囃子の手組み的にはカンペキ」と言っていただけたのは嬉しかったです(〝は〟ってのが含みのあるところですが…)。
一汗をかいたせいかだいぶ楽になりました。
風邪ってダラダラしているといつまで経ってもならないもの。
えいやっと思い切って行動すると知らないうちに治っていたりするんですよね。
明日からまた精力的に動きますっ。
- 2006/11/27(月) 22:02:30|
- 稽古|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0
昨日申し合わせのあと飲みに行き、そのまま寝てしまったため寝起きにシャワーを浴びて稽古へ。
これが失敗だったのか、稽古の終わりのほうになると明らかに風邪っぽい症状になってきました。
今相当流行っているらしく、おとといの定例能のときも風邪気味の人続出のなか1人ピンピンしてたのに、ついに。
懸案の
「采女」が終わり、昨日
「鷺」の申し合わせが終わったので少し緊張の糸が切れたのもあったのでしょう。
でも夜、中学の同級生の芝居を見に行くことになっていたので、家に寄って風邪薬とビタミン剤を飲み、体があったまりそうな物を食べていざ出陣。
4日間6公演のラス前公演。
今回は早々に完売したそうで開場直後に着いたのですがもう7割くらいの入り。
結局小さな箱にギュウギュウに70人ほど入りました。
消防法に確実にひっかかるんじゃ…。
開演に先立ちなぜか前説。
こんなんはじめてです。。。
おまけにそれが今回案内をくれた友人で。
「初恋の話でもしましょう」なんて始まったのですが、その相手の子も同級生でもちろん知っている子。
聞いてるこっちがなんだか恥ずかしくなっちゃった上にすべり気味なような。
おいおい。。。
そのあと「役者の熱気で暑くなると思うので薄着になって下さい」との指示が。
風邪気味だしちょうどいいやと思っていたのですが、最後のほうはめちゃめちゃあっつい!
でもセリフからしてももとから演技に盛り込んでいる様子。
はぁー、これで一体感を生み出そうという演出かと思ったのですが、よくよくこの芝居のタイトルを見たら納得。
もともとそういう脚本なのね、なるほど。
で、肝腎の芝居の中身は、、、
う~~~~ん、見る側の体調が万全でなかったのももちろんあるんだけど…。
個々の役者さんでいいところはもちろんあって、2時間は短く感じました。
ストーリーはよく練られていて、最後に上手く収束していきました。
でもちょっと救いがないかなぁ。
好みの問題なんでしょうけど。
あと、前半ウケを狙ったと思われるところが8割くらいスベってしまった感じが。
この前プロの舞台を見に行って無意識にそれと比較してしまっている部分もあるんでしょうが、う~~ん…。
生姜湯を飲みながら書いてますが、こりゃ完全に風邪だ。
今日は早く寝ます。。。
- 2006/11/25(土) 22:43:00|
- 日常|
-
トラックバック:0|
-
コメント:2
今年最後の定例能でした。
今日は
「清経」「采女」「海人」と作り物(大道具)が全くなく、人数物というわけでもなかったので準備はわりとゆったり。
それでも開演30分前になるとバタバタと楽屋があわただしくなってきます。
鏡の間へツレの面を持って行こうとするといつものツレ用小面じゃないような。
面袋を見てみると違っていたのでその方の師匠からお借りしたものだったのでしょう。
あれ?と思ったのがシテの面。
妙に白っぽいし、2階の(会として所蔵しているもの)面ってこんなによかったんだっけ?とぱっと見て感じたのですが面袋は普段のもの。
終わって装束を片付けているときにわかったのですが、実はちょっとサプライズ。
昨日ご覧になった方はトクされましたよー。
僕の出番は次の仕舞3番から。
「実盛キリ」「遊行柳」「竜田キリ」とそう遠くはないもののヘビーな地謡です。
続けて「采女」。
舞台上が暑くって大変でしたが、お客さまの服装を見るとちょうどよいくらいのご様子。
舞台が暑いと見所はちょうどよく、舞台がちょうどいいと見所は寒いというのがだいたいどこの能楽堂でも常。
国立はそういう点では一番安定しているかもしれませんが、今日の舞台矢来能楽堂は古い建物ということもあってこの典型。
でも非常に舞いやすいし、こじんまりした雰囲気が好き。
少々暑いのは我慢しないと。
ちなみにこの曲の上演時間は1時間40分程度。
2時間近くなってもおかしくないそうなので、かなりあっさりめだったようです。
とはいえ、最近座りダコが取れかかっている僕の足には結構キツかったですけど…。
つい最近、2本あった地謡扇が両方ともボロボロになってきたので1本新調したのですが、合間にそれを先輩が目ざとく見つけてくれました。
「俺のもだいぶ傷んできたな…」なんて見せてくれたところにちょうど師匠のお父様。
「そんな扇使ってたら、自分の芸はこんなもんですっていってるようなモンやぞ」
と厳しいお言葉。
地謡扇ってそう目立つものでもないし(金春流は歩くとき帯の間に挟むので紙の部分はチラッと見える程度だし)、ついつい使い続けてしまうのですが、今後はそのくらい少し贅沢に使うことにします。。。
今日は長い曲が続き終演時間は18時半。
装束を片付けて帰宅したのは21時半過ぎ。
それでも途中まで先輩の車に乗せてもらったんで早くついたほう。
普段は大河にはちょっと間に合わないかなくらいなのですがだいぶ遅くなりました。
チカレタ。。。
- 2006/11/23(木) 23:04:46|
- 稽古|
-
トラックバック:0|
-
コメント:2
午前中、師匠のお父様と第2回目の月ノ巻校正。
「実盛」クセ・キリ、
「自然居士」「春栄」の4曲でしたがやはり2時間かかりました。
この作業、ホント神経つかいます。
謡本の細かい節記号を目を皿のようにして一つずつチェックしたり、型付けごとに微妙に表記法が違ったりするのを統一していったり…。
でも大変なだけではないもんで。
校正法は、僕が「強吟、上、シテ、拍子合、ハル…」などと表記を言いながら先生に謡っていただいてチェックしていくという寸法。
これ考えてみれば贅沢ですよねー。
金春流弟子家最長老の先生がきっちり正確に謡って下さるのを独り占めして聴かせていただいてるんですから!
それ以外にも関連していろいろなお話が聞けるんで、大変な作業ではありますがそれ以上の収穫があります。
作業が終わったのは12時過ぎ。
お昼までご馳走になっちゃいました。
昼間っからお寿司!
あぁ、贅沢です~~~。
本当にご馳走さまでした!!
てくてく30分ほど歩いて事務所に寄って、ちょっと作業したあと国立の稽古へ。
ちょっと勘違いしてまして、おとといの記事に明日大鼓と書いてしまいましたが、昨日が笛、今日が大鼓でした。
早めに行って自分の稽古をしようかなと思っていたところ、履修(って表現はあんまりしっくりこないけど)してないほうの小鼓の流儀の先生から「ちょっと謡って」とお声がかかりました。
ちょうど来週の研究会で地頭をすることになっている
「半蔀」だったので喜び勇んで謡わせていただきました。
位がものすごーくシッカリきたので、負けてなるものかと下の句を進めようとあがいたものの力及ばず…。
でもやっぱし楽しいですね、こういうのは!
ちなみに今回の稽古でわかったのですが、金春流の「半蔀」キリのあたま「ほのぼの見えし…」の部分はかなり特殊な拍子当たりなようです。
この前僕が履修しているほうでも打たせていただいたのですが、どちらの先生もう~んと首を捻っておられたご様子。
でもこういうお稽古で草の根レベルながらも金春流の謡を浸透させていくことは、将来的に多少なりともプラスになっていくはずです、きっと。
結局1時間ほぼ謡いぱなし。
終わると大鼓の稽古が始まっていました。
ひとり終わり次誰が行く?ということになったのですが、ちょっと見直しておきたいので、僕はそのあとにしてもらいました。
が!
その前に行った人が帰ってくるなり「ごめん!先生怒らせちゃった」と。
打っている途中でなんだかわからなくなっちゃって(この感覚ひじょーによくわかります)手が動くように打っていたら滅茶苦茶になっちゃって「今日はもういい!」と言われてしまったそうで。
って、なんでよりによって僕の前でそんなことしてくれんのよー!!
でも順番決めちゃったわけで、今更もう1人後で…ってのも卑怯なので緊張しつつ稽古室へ。
お稽古が始まると謡う先生のお声が枯れ気味。
さては枯れるほど激怒されたんじゃ…、なんて思考が悪いほうにまわってしまいまいしたが、これ以上の間違いは許されない状況だったので集中して臨みました。
結果…。
ばっちし!!
技術的な点で1箇所ご注意がありましたが、手組みはノーミスで終わり最後には先生に笑顔まで。
控え室に戻ると思わずガッツポーズが出ちゃったくらい。
とりあえず後の人によい流れでまわせたのでホッとしました。
この日はまだ終わりません。
といっても仕事はおしまい。
沖縄にいる大学のサークル仲間が上京してくるというので、久々にみんなで集ろうということになっていたのです。
ところが集合時間に集まったのはその彼を含めて4人だけ。
平日の夜とあってこの時間ではなかなか難しかったようですが徐々に集まりだし最終的には9人になりました。
昔話やら近況やらで盛り上がり、能を見に来てくれると言ってくれる人も出て楽しいひとときでした。
翌日舞台があるのでみんなより早く11時に店を出ました。
これで12時前には帰れる…予定だったのですが寝過ごしてしまい気がつけば3駅オーバー。
結局午前様になってしまいました。。。
- 2006/11/22(水) 23:44:01|
- 稽古|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0
昼から夕方まで会議のあと、木曜日の会の申し合わせ。
出番は
「采女」の地謡でしたが、初番の
「清経」もちょっと拝見。
ここ一月で3回目ですが、今回はシテ、ツレ、地謡ともに女性。
どうもシテよりもツレのほうに目や耳が行ってしまいます。
そして「采女」。
やっぱり長いです、この曲。
申し合わせで1時間20分弱。
当日は2時間近くなるでしょう…。
でも詞章としては綺麗なので謡っているとなかなか楽しかったです。
ただ全体的なストーリーが今の僕にはどうもストンは理解しがたい感じ。
もう少し歳を重ねるとわかってくるものなんでしょうかね。
終わってから食堂で明日の大鼓の稽古をしていたら、某協会理事長の先生が「謡ってあげようか」と仰ってくださったのでひょえぇーと思いつつもお言葉に甘えて謡っていただいちゃいました。
予想外の展開に緊張しましたがとりあえず間違いなくできて、ほっ。
でもこれで気を抜いて明日失敗したら元も子もないわけで。
もうひとがんばりです。
もうひとつ、嬉しいことが。
来年師匠が
「蝉丸」を舞われるのですが、「キミの謡を強化する」ということでツレのお役をいただいたのです!
このツレ、動きはほとんどないものの謡が多く雰囲気を出すのが難しくて、両シテ格的なかなーり重い役として扱われています。
来年の予定が決まったときに、もし勤められたら嬉しいけど今の僕の力ではお声がかかることはないかなぁと思っていたので、いやーもう…もう………ワーイですよーー!!
…と浮かれている前に2月には自分の
「胡蝶」シテもあるし、ほかにもやるべきことは山積です。
ひとつひとつ全力でぶつかっていくことが結果的によい準備になるはず。
そう信じて頑張っていきますっ!
- 2006/11/20(月) 23:40:10|
- 舞台|
-
トラックバック:0|
-
コメント:2
今日も一日お休み。
事務所に行って仕事しようかなーと思っていたのですが、風呂掃除やらやっていたら時間が微妙になってしまい結局出かけずじまい。
夕方実家で少し稽古した後、焼肉要員の活動へ。
近所に住む先輩が20代最後の日だというのでいつもの牛角に行きました。
着いてみると先輩の隣に見知らぬ女性が。
以前に「気が向いたら女の子つれてく」とメールが入っていたので、たぶん塾時代の教え子かなと思っていたのですが、どうもそうではない様子。
聞けば大学時代のサークル仲間の方だそうで。
さーて初対面の方とどうお話したらよいものかと心配しましたが、酔ってしまうが勝ちということで飲んでテンションを上げていきました。
先輩のアシストも手伝って、たぶん相当変な人に見られたと思いますが、割と盛り上がったのでそんな些細なことはよし!
どうも僕の食いっぷりというのはネタになるレベルに達しているようですが、「健康的」と褒めていただいたので悪い個性ではなさそうです。
生まれてたぶん初めて言われたことが。
「童顔だね」って。
物心ついて以来、おっさんおっさん言われてきたので、いやーもうなんていうか(涙)
ずーっと変わらない顔が28歳にしてようやく年齢に追いついてきたようで。
今年一番嬉しい言葉になりそうです。。。
- 2006/11/19(日) 23:30:46|
- 日常|
-
トラックバック:0|
-
コメント:4
今朝も6時起き。
でも今日は仕事ではありません。
アウェーのジュビロ戦を見に行くべくヤマハスタジアムまで行ってきました。
磐田までの交通手段をいろいろ調べてみたところ、新幹線で掛川まで行ってあとは在来線というルートが一番はやかったのですが金額的にちょっと負担大。
ではずーっと鈍行で行ったらどんなものかと思ってみたものの相当な時間がかかるため断念。
オフィシャルページにバスツアーがあったのでそれを見ると、往復で4900円。
時間もそうかかるわけでもなさそうなので(片道約4時間)これで申し込むことにしました。
いつも一緒に行く先輩と7時に最寄り駅に集合し、8時東京都議事堂の大型バス発着所みたいな所から出発。
順調に進み12時過ぎにスタジアムへ到着。
開門間もないし、アウェーだから余裕だろうと思いきや予想外に小さいゴール裏はすでに満席。
右コーナーの上にも自由席があったのでそこに陣取りましたが…、

ゴールが半分見えないじゃん!
スタジアム自体はサッカー専用で観客席から近く、柏に近い雰囲気なのですがアウェーに対するサービスが悪すぎ!
写真左に見えるのがオーロラビジョンだったみたいなのですがこれが邪魔だし、ゴール裏と分断されているため音がずれて応援しにくい。
唯一見える電光掲示板は灯がともらないし。
その点味スタなんかオーロラビジョンはもちろん、席数も充分。
おまけにファイヤーワークスナイトのときの花火なんぞホーム側から全然見えないのに、アウェー側は特等席なんて大サービスしてるのにー。
それと売店で売っているジュビロ丼(750円)はちょっといかがなものかと。
紐を引っ張ると温かくなるというタイプなのですが、仙台の牛タン弁当然りすっごい量が少ない上、食べた先輩の表情からしても特別美味いわけでもなさげ。
まー、装置代とスタジアムプレミアなんでしょうけど、あれでお腹一杯にはなりませんねぇ。
でもって肝腎な試合はというと…。
うううううーーーーん。
守備陣崩壊。
あれよあれよの4失点。
去年までは攻撃サッカーと言いながら守りの堅いチームだったのに、今年は完封試合がまだ1試合のみ。
今日も怪我で主力を欠き苦しい内容。
モニ、ジャーン、浄早く戻ってこーーい!!
攻撃陣は戸田!オマエさんはFW適正あるんかい!!
献身的な動きは認めるけど、1対1になったらシュート打て!!
打ったらワクに飛ばせ!!!
最後1点返したもののあまりにお寒い内容に後半30分くらいからは笑うしかなかったですよ…。
でも、ま、馬場はよく動いてたし、ノリオはドリブルもシュートもよかったし収穫は無きにしもあらず。
あとは試合後コールがかかった「天皇杯!東京!」が望み。
元日は開けておくよ~~。
帰りは高速に乗るまでに大渋滞。
乗ってからは沼津-御殿場間が工事で通行止め。
21時到着の予定が22時近くになってしまいました。
電車に乗っても「お客さま同士のトラブルのため電車が遅れております」とのこと。
「このままじゃ負けっぱなしだ!飲むぞ!!」
という先輩のわけのわからない気合に押され下北で一杯。
「まだまだ!」と更にラーメン屋へ。
食いすぎた一日でしたが、楽しかったのでよし。
次こそ勝てっ!!
- 2006/11/18(土) 23:55:33|
- 日常|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0
今日は朝6時起き。
9時からこしがや能楽堂にて仕事があるためです。
さてその仕事とは…。
EVA AT WORKなるもの。
エヴァとは社会現象にまでなった新世紀エヴァンゲリオン。
この放送開始10周年を記念して様々なジャンルの人がエヴァを表現したらどうなる?という企画だそうで、今回が能楽となったそうです。
とはいえ別に突拍子もないことをするわけではなく、能装束を着けて、幾つかの現行曲をくっつけて、それを舞い謡ってエヴァの世界を表現していくという趣向です。
準備が大変でてんやわんやのうちに撮影開始。
「清経」の謡で幕を出たあと、
「黒塚」「経政」「生田」を先輩と連吟。
「百万」で物着となるためここからは独吟になります。
普段女性の物着は笛のアシライが入るのですが、
「巴」のように地謡が謡っている間に物着というものもあります。
今回はこれを独吟でやろうというもの。
時間的にかなり厳しいということだったので、普段はサラリメに謡うところを思いっきりたっぷり謡いました。
途中「こりゃ絶対間に合わない。どうしよー」とヒヤヒヤしましたが、先輩がそこから手早くつけて下さったので結局ぴったりのタイミング。
何度か謡っているうち、次の曲への流れを考えると謡を少し速めて最後にグッと締めるほうがいいなと思っていたのですが、そうできる余裕が生まれてよかったです。
最後は
「恋重荷」のキリ部分。
シテからは思いっきりシッカリと注文があったので、間をたっぷりとって謡いました。
破綻なく謡うことはできましたが、普段編成を組んで謡うところを一人で謡うとなると自分の声の薄さを痛感します。
しっとりした部分ではあるけれど、なんかこう声の厚み深みみたいなのが出るといいんですが…。
これは死ぬまでの課題でしょう。
と、こんなふうに悩んでも、実際に掲載されるのは写真のみで、僕の地謡はぜーんぜん表に出ないんですけどねー。
でも謡いが舞にも生きるわけで、僕の謡が写真にも何らかの効果を与えているのではないかと。
悪影響じゃなきゃいいんですが(笑)
今日は新聞やら結構取材がきていたのでそのうち記事になるかもしれません。
ガイナックスのHPには近いうちに掲載されると思います。
- 2006/11/17(金) 19:07:16|
- 舞台|
-
トラックバック:2|
-
コメント:6
午前中師匠のお稽古。
舞囃子「経政」と
「半蔀」の地どころの謡を見ていただきました。
終わって国立まで40分ほどMD聴いて覚え物の確認をしながらテクテク。
ちょっと早かったですが食堂で特盛ご飯を平らげて控え室へ。
モニターをつけるとちょうど能が。
それも金春流。
今日は高校の鑑賞教室だったのです。
こういう催しにしては珍しい曲目
「国栖」でした。
今回は舟を橋掛りに置く演出にしていました。
それからいつものように稽古室を借りて稽古。
終わって時間は15時過ぎ。
今日はここからが大変なのです。
初の研究生稽古4科目まとめてどーん!なのです。
15時半から大鼓。
非常に遠い
「錦木」。
人間国宝の先生をして「たまにはやんないと忘れちゃう」と言わしめる曲。
次は小鼓。
「半蔀」舞囃子の予定が、「じゃあワキ謡からね」と先生。
な、ながっ!!
結局いろいろあって50分かかりました。
次は笛。
〝獅子〟。
さっき稽古したときは割とよく鳴っていたのに、「今日はあんまり鳴らないね」と言われてしまう有様。
疲れが出てきたみたいです。
それでもなんとかパス。
最後は太鼓。
「邯鄲」能立て。
最後の最後までヘビーです。
途中メロメロになりかけつつ(太鼓はいつも危ないのですが…)、なんとかおしまい。
片付けやら全部終わったのが19時半。
うへぇー。
帰りさすがに家でご飯をつくる気力がなくなってしまったので、がっつり食べられる洋食屋さんへ。
850円ででっかいハムステーキとチキンカツが2枚ずつ、豚汁はおかわり自由です。
でも食べようとしてちょっとびっくり。
ハシを動かす手が重い。。。
結構体には堪えたようです。
- 2006/11/16(木) 22:10:44|
- 稽古|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0
先日ほぼ衝動買い的にチケットを買った舞台を観に行ってきました。
行き先は、世田谷パブリックシアター。
近所ながらここで舞台を見るのは初めてです。
数年前から野村萬斎師が芸術監督に就任して以来、ここでは古典系の舞台が多くなっています。
今回上演されているのは、
現代能楽集III「鵺/NUE」そう、「能楽」という言葉に惹かれて衝動買いしてしまったわけです。
19時開演、上演時間約2時間でした。
あらすじは…、書くとながーくなっちゃいそうなんでご興味のある方は検索などしてみて下さい(笑)
能がふんだんに入っているのかと思いきや、はっきりわかったのは
「鵺」の次第から数行の詞章部分がセリフとして入っていたくらい。
あとは〝鵺的存在〟を登場させそれを軸に物語を進めていって、別の演劇を夢幻能チックに挿入していくような能楽エッセンスを採りいれて再構築していったという感じです。
でも、それが不満だったかといえばとんでもない!
いやー、なかなかに面白かったですっ。
じゃあどんなとこが?と訊かれると…、うーんストーリー自体はよくわかんなかったですねぇ(笑)
わかんないくせに面白いって、おかしなことをいうヤツだと言われそうですが、別に必ずしもわかる=面白い、ワカラナイ=つまらないって図式は成り立たないと思うんです。
抽象画が典型的で、作者自体がはっきり「これはなにである」指し示さずに〝無題〟なんて作品がよくありますが、だからといって見る価値がないかなんてことはない。
わかるか?と訊かれれば「よくわかんない」のですが、確かに〝感じる〟部分があるのです。
今日もそんなわけで三軒茶屋からテクテク20分ほど歩く中で、〝感じた〟ことが体のなかでいろんなものと結合して駆け巡っていました。
以前、ある先輩と焼肉を食べながら、芸術って一言でいうと何?という話になたことがあります。
僕は「なんだかわかんないけどスゲーって思わせるもの。触媒。」と答えました。
すると先輩、「ダサい」と。
じゃあ何ですかー?と訊けば「何かをインスパイアするもの」と。
…だいたい言いたいことは一緒なんだけどなぁー(笑)
僕は「なんだかわからない」という部分が重要なんじゃないかと思ってます。
世阿弥チックな表現で言えば「秘すれば花」的部分といったところでしょうか。
でもこの謎の部分に甘えてしまうのは絶対よくないこと。
どうせ謎なんだからわかんなくたっていいや、見てる人もどうせわかんないだろーし、的な。
こういうことをするとどんどん色褪せていってしまうような気がします。
でもね。
正直言って、能の詞章には意味不明なところも多々あります。
型にしたってこれが何を意味するかわからないところだらけです。
僕はわからないまんま舞台に立っています。
それでお金をいただいているときもあります。
能というものに甘えている、それを盾にしているという部分が確実にあります。
そして、それじゃよくない!と思っている自分と、それでもいいと思っている自分がいます。
今日の舞台でも感じたのですが、恐らく今日の台本の真の意味というものを(それがあるのかないのかはわからないけど)、それを完全に理解して演じている役者はいないと思います。
それは他人を完全に理解できないのと同じことです(自分自身のことだって理解しきれるかどうかといえば確実にできないと言えるでしょう)。
それでも見る側に強烈な何かを残してしまいます。
なぜか。
言葉にするとすごく幼稚に響きますが、自分なりに深く考えて真剣に舞台上に立っているからです。
こんなこと言うと自己弁護に聞こえかねませんが、僕自身常にそういうスタンスで舞台に立っているつもりです。
当然技能も理解も精神もまだまだ未熟以外のなにものでもありません。
ときたま僅かに得られた満足感はあっという間に不満に変質してしまいます。
それでもそういう過程を繰り返すことが自分を成長させる唯一の手段なのです。
ふと、なんでこんな苦しいことをやっているのかという問いが湧きました。
すぐにわかりました。
それが「楽しいから」です。
- 2006/11/15(水) 23:31:40|
- 考えごと(能楽)|
-
トラックバック:0|
-
コメント:2
朝10時頃からやっているちょっと懐かしいドラマの再放送。
家にいるとついつい見ちゃうんですよね~。
今は「理想の結婚」。
常盤貴子と竹之内豊の若いこと若いこと。
テレビついでに。
最近大河やら連ドラやら単発やらで戦国時代物がたくさん。
僕以外にも見ていて混乱しそうになる人はいないのかなぁ?
だって三成やってる橋之助が秀吉やってたり、秀吉やってる柄本明がナレーターやってたり、ねね役の浅野ゆう子がまた別の役やってたりで全部見てるとこんがらがっちゃいます。
ちなみに先週あたりやっていた「信長の棺」という単発ドラマで
大村由己が登場してました。
誰それ?と言われそうですが、金春流にはお馴染みの人。
つい最近発見され、これまでに数度復曲上演された豊公能
「この花」の作者なのです。
演じてたのは蟹江敬三。
ん!
そういえば今年の春の定例能で蟹江敬三に似た人が見所にいたって噂があったっけ。
もし本人なら役づくりの一環で来てたのかなぁ???
ま、そんなこんなで出遅れて実家に寄って稽古して出稽古へ。
今日は見学の方が1名見えました。
その後急いで国立での能楽史講義。
観阿弥についてだったのですが、それに関連して佐々木道誉のお話が。
文化史上重要な人物で茶道・華道・香道といった芸道文化の先駆者的存在だそうです。
日本史は結構得意だったはずなのですが、ほっとんど初耳なことばかり。
能楽史からはちょっと逸れましたが、へぇーって感じで面白かったです。
この講座は火曜の16時からやっているのですが、今日は途中から高校生も1人。
僕の通っていた高校は定時制があったりしたため6限が14時50分に終わるという早い時間割だったのですが、普通もっと遅くなるでしょう。
急いできても開始にはどうにも間に合わないそうです。
でもこれからは遅れてでも毎回出席したい!という意気込み。
エライねー!!と思わず褒めると、
「あ、ボク勉強好きなんです」
ですって。
すげー。
感心したので今日までの分のノートを清書して、コピーさせてあげる約束をしました。
職員さんがまだしばらくいらっしゃるというので、稽古室で1時間ほど稽古。
久しぶりに舞ってみたのですが、まだネジると少し足がイテテ。
2、3度舞ってから後は謡。
やっぱり
「恋重荷」はむつかしいです。。。
- 2006/11/14(火) 23:06:14|
- 稽古|
-
トラックバック:0|
-
コメント:3
午前中、稽古会。
「半蔀」の地謡をやりました。
再来週に研究会で半能の地頭が控えているので、師匠の地頭のもとで謡えるのは非常にいい機会でした。
大変だけどすっごく楽しみ!
もー、いーくつ寝ると、研究かーい♪っと。
「半蔀」終了後、僕の大ボケが口火となってちょっと収拾がつかない事態に陥り沈静を兼ねて休憩(ご迷惑をおかけしました…)。
僕は大学時代くらいまでは人一倍常識人だと思ってきたのですが(勝手な思い込み?)、卒業以来ときたま大真面目にボケるときがあるようです。
いったいなんの変化が起きたんでしょ?
ひと段落したあと金曜日に行われるとある催しというかイベントというか収録というか…の練習。
といっても突拍子もないことをするわけでなく、普通に能楽なわけですが(詳しくはそのうちに)。
とりあえず先輩と一緒に何曲か連吟して、最後
「百万」と
「恋重荷」の一部を独吟。
どちらも好きな曲ですが「恋重荷」は研究会で1度謡ったきり。
おまけに今回に限りどちらもかなーり位をしっかり謡わねばならないことになり更に大変。
ぱぱぱーっと謡っちゃうのはごまかしが利くのですが(もちろんキレのある謡にするには相当な技量が必要ですが)、ゆっくりしっかり謡ってアラが出ないようにするのはめっちゃんこ大変です。
でもせっかくいただいた機会。
「謡いたかったなぁー」と残念がっている師匠のぶんまで(ちょうどその日から奈良に行ってしまうのです)あと数日しっかり謡い込んで臨みたいと思いますっ。
終わってご飯食べて自転車を飛ばすこと30分、実家に寄ってひと稽古。
と、気がつけばもう陽が傾き始めています。
朝カーペットを干しておいたので取り込まねばならず、急いで帰宅。
僕の部屋はフローリングで何か敷いておかないと足音が響く感じがして落ち着かないので、暖かい時期はい草のラグ、寒い時期はホットカーペットを出しています。
今日はその入れ替え。
半年出しっぱなしにしていたラグの下は結構な埃で、フロアクイックルをウエットとドライ1枚ずつ消費したほど。
喘息患者にあるまじき住まいです…。
- 2006/11/13(月) 21:40:38|
- 稽古|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0
昨日我がFC東京はとんでもない大逆転をやってのけたようで。
スタジアム行ってたら楽しかったろーなー。
でも間違いなくのど壊して舞台に支障をきたしてただろうけど。。。
そんなわけで今日は今年最後の金春会。
「清経」と
「車僧」の地謡でした。
地謡を勤めるのはなんだか久しぶりのような気がします。
最近勤めさせていただいたばかりの「清経」のツレ、この役は地謡・囃子方が着座すると無音状態の中しずしずと出て行きます。
僕が勤めた過去3回は特設舞台や矢来能楽堂で、橋掛りはそう長くはなかったのですが、シーンとした衣擦れだけが響く状態で、この長い橋掛りを歩くのはかなり神経を遣います。
今回の会場、国立能楽堂はすっごく橋掛りが長い造りになっているので見かけ以上にキツイものだったはずです。
ただ歩いて出てくるだけといえばそれだけですが、理想論としては、このハコビだけでお客さまを能の世界にいざなう入り口になればベスト。
現実的にはなかなかに難しいのですが。。。
今日は早めに守袋を置くほうのの演出をとっていました。
全体的にしっとりとしていて、あの人なら入水も有り得るわ、と冷静に受け止めているような感じでした。
一番おいて「車僧」。
今年のオオトリを勤めるのは師匠でした。
この曲、能の地謡を勤めるのは初めてでしたが、天狗物ということでとにかく力強く謡うことを心がけました。
終わって外に出ると寒いこと寒いこと。
つい先日までの暖かさが嘘のようですが、考えてみればもう11月も半ば。
♪もういくつ寝るとお正月って時期ですもんね(ってちょっと早いか)。
思いっきり謡ったせいなのか風邪がぶり返してきたのか喉が痛いような。
気をつけないとー。
- 2006/11/12(日) 23:27:28|
- 舞台|
-
トラックバック:0|
-
コメント:3
先日稽古場を片付けていたら古いカメラフィルムが見つかりました。
今朝出掛けに現像しに持って行ったのですが、バイトの男の子は店長がこないとできるかどうかわからない、とのこと。
ダメもとなので出来たらで結構ですから、と預けて出かけました。
出稽古先は練馬だったのですが、途中荻窪へ寄り道。
先日頼んだ携帯2台を取りに行くためです。
でもいざ持って歩いているとなんだか妙な感じ。
普通2台一気に買う人なんていないですもんね。
ワン切りサイトを開設しようしてるんじゃ?なんて見られたらヤダなとか、小心者の僕は要らぬ思いをめぐらしてしまい、交番の前を意味なく足早に通り過ぎたりしてしまいました。。。
出稽古を終えて今度は師匠の御宅へ。
例の月ノ巻の初稿が印刷会社からきたのでお父様とその校正。
「西行桜」のクセ・キリ、
「桜川」のクセ・網ノ段とやりましたが所要約2時間。
結構神経を遣うので疲れます。。。
さて帰りがけ写真屋へ。
今度はおばちゃん(正確に言えば限りなくおばあちゃんに近いおばちゃん)でした。
引き換え用紙を出すと、
「あたしこの仕事18年やってるけどこのフィルム持ってきた人初めてよ」
とのこと。
おばちゃん曰く、このフィルムはサクラフィルムというそうで30年ほど前につぶれてその後コダックが買い取ったのだとか。
「10年前のものでもだいぶ変色しちゃうから、これじゃ現像しても一面ピンク色でなにも見えないと思うけど…」
フィルムケースに入っていたわけでもなく、棚の中にポーンと入っていただけなのでたぶんダメでしょう。
とりあえず30年前ということで僕が写っていないものであるということだけはわかりました。
うーん、でも見られないとなると見たくなるのが人情というもの。
一体何が撮られていたんでしょう???
- 2006/11/11(土) 23:12:59|
- 日常|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0
朝起きて洗濯物してお弁当作って出掛ける準備をしているとなんだかだるさが。
しばらくするとはっきり風邪っぽくなってきました。
別に今日絶対やらなきゃいけないってことはなくて、むしろ明日あさっては出稽古やら舞台やらがあるので、思い切って今日はゆっくり休むことにしました。
舞台が続いたりしているときって、忙しくて体も重いのですが不思議と風邪をひくことはありません。
むしろそういう忙しさがひと段落した後のほうが怖い。
最近比較的ゆとりがあったのと、昨日とりあえず申し合わせが終わったという感じで少しガタっときたのかもしれません。
でももともとあまり体が強くはないのでこういうのは慣れっこ。
冷えピタシートと葛根湯は常備しています。
あとは水をたっぷり飲んでビタミンCを取ってひたすら眠ります。
おかげでもうだいたい回復。
さっき残り物の野菜と高野豆腐で煮物を作って体もあっためたしこれでカンペキ!
明日からはまた忙しく動きますっ。
- 2006/11/10(金) 21:19:52|
- 日常|
-
トラックバック:0|
-
コメント:4
装束出しが終わってからご宗家、先輩方と携帯ショップへ。
別に僕のを買うわけではなく、来年4月の宗家継承披露能の切符受付専用電話を買うためです。
切符発売はまだ先ですがチラシに番号を載せなくてはいけないので早めの購入です。
(宗家継承能の詳細についてはまた後日)
諸々の都合からauに。
僕は東京デジタルホン以来のソフトバンクユーザーなのですが、会社によって結構違うことがあるんですねぇ。
たとえば充電器。
ソフトバンク以外は別売りが基本なんだそうで。
確かに継続的に使っていれば前ので使えますわな。
その後国立へ。
今年最後の金春会の申し合わせ。
地謡2番です。
当日はいつも以上に気合を入れて謡います!
- 2006/11/09(木) 23:19:43|
- 舞台|
-
トラックバック:0|
-
コメント:2
1週間くらい前から左足に痛みがあったのですが、おととい歩きまくったのが決定的だったのか、普通に歩くのも億劫になってきたのでお医者さんに行ってきました。
高校生の頃部活で怪我したときによく通っていた接骨院。
先生は親切でなかなかイケメンです。
数年ぶりに行ってみると、改装した室内はすっかり綺麗に。
自動殺菌スリッパ配給機とでもいうのか生涯初めて見る機械が置いてありました。
先生にご挨拶するとそのすぐ横に小中学校の同級生が。
地元なのでままこういうことがあります。
正座から立とうとするときに一度爪立てる(足の指を曲げる)のですがこのときに痛みが走ります。
これが一番悪いのだそうで。
まずマッサージがてらふくらはぎやらを診てもらったのですが、
「すっごく張ってるねー!」
と先生がびっくりされるほど。
自分ではあまり意識はないのですが、能の稽古って結構鍛錬になっているようです。
小1時間電気をかけてもらってテーピングしてもらいました。
なんだかこの姿だけ見ると結構な重症患者っぽいです(笑)
片付け物やら諸々の雑務をやって国立へ。
やはり駅まで歩くのはちょっと…と思ったので国立まで自転車で行くことにしました。
余計足に悪いんじゃ?と思われそうですが、漕ぐぶんには全然痛くないので。
距離的には事務所に行くより近いのですが、アップダウンがきつくて普通のママチャリには大変でした。。。
さて今日は能楽史の第2回目。
今回の出席者は5名だったのでちょっと賑やか。
初回が僕1人だったため今日は復習がてら観阿弥についてをざっとという感じでした。
どーでもいいんですが、
ノートに「能楽史」って書こうとするとどうもスムーズにいきません。
無意識に「能楽師」ってなっちゃいます。。。
そうそう。
案の定、僕の胃腸は頑丈だったようです。
- 2006/11/07(火) 21:30:53|
- 日常|
-
トラックバック:0|
-
コメント:2
午前中から研究会。
まず
「車僧」。
この前半能の地頭をさせていただいたので、あとはちょびっと覚えればいいだけ…のはずが、このちょびっとがなんだかすごく覚えにくい…。
木曜の申し合わせまでにもうひと頑張りです。
そのあとは女性の
「海人」。
これは非番だからじっくり拝見…と思いきや、
「子方やって」
とご宗家からご指名。
反射的に「はい」と答えたものの、えーっとどこでアシラウ(この場合シテの方を向くこと)んだっけ???
去年だかおととしだかに子方の稽古をしたのですが、記憶がぼんやり。
えーっと中入地は、うーんとうーんと…
〝たとい罪には沈むとも…〟
じゃない!それは
「天鼓」だ。
えーっとえーっと…。
と考えているうち、ご宗家から「向く!」というジェスチャーが。
そうだ、房前の大臣と言われて向くんだったー。。。
まだ戦いはおわらず。
シテから渡される扇ってどうやって取るんだっけ?
「清経」とは違うから、両手じゃなかったような…。
そうだ!左手で取って少し前に持つんだった。
ん?でも取ったはいいけどなんか違うような?と悩みつつなんとか終了。
案の定「取り方違うよ」とのこと。
ご指摘いただいた瞬間思い出しました。
そういえば子方をお稽古したときにも、稽古場に置いてある謡本に取り方の絵が描いてあったっけ。。。
うーー、こういうのを即座にピシッ!とできるとカッコイイんですが…。
修行が足りません。。。
その次が半能
「采女」。
遠い(上演機会が少ない)し分量が多くて大変。
初めて謡うということもあってここ一月くらいずーっと頭の片隅にある曲です。
やっぱり大変。
でも当日は当然丸能なので分量はこの倍。
金春流には美奈保ノ伝的な小書はないので上演時間は2時間近いものになります。
ふへぇ~。
そのあと諸々会議があって夕方からテレビ取材のお手伝い。
東京MXテレビで稽古風景を撮影するのだそうで、「清経」の地謡の一員になりました。
その後ご宗家がインタビューに答えていらっしゃる後ろで、背景がてら装束出し…という設定。
放送日は今月26日の夜8時、番組のワンコーナーらしいですが今の家では見られません。
見られたとしても「功名が辻」を見ていて忘れる可能性大です(苦笑)
その後国立で2科目稽古の予定だったのですが、国立に電話してみるともう終わりそうとのことで断念。
残念なようなほっとしたような。
家に帰り、朝一で作ったものの存在を忘れていたお弁当をレンジであっためて晩ご飯。
胃腸には自信があるほうですが、ブログが滞ったらお腹を壊したと思って下さい。
- 2006/11/06(月) 22:04:35|
- 稽古|
-
トラックバック:0|
-
コメント:8
天気がよさそうなので第2回を決行しました。
今回は住宅街を長く歩くことになりそうだったので朝ごはんをガッツリ食べたら、お腹が重過ぎてしばらく動けない羽目に。
ちゃんとFM能楽鑑賞を聴ける時間に起きたのに、出発は10時近くなってしまいました。。。
前回の続き、保谷駅を11時にスタート。
このあたりからはさーっぱり土地勘がありません。
とにかく地図に従って北上していきます。
30分ほど歩くと埼玉県との県境に行き着きました。
境界線はひじょーに入り組んでいます。
諦めて埼玉県側を大回りしてみましたが、地図と実景をよくよくみればなるほど。
同じ番地の家がたくさんあったり、碁盤目状の道が多かったりします。
恐らくこのあたりは広大な農地でそのあぜ道が境界線になったのでしょう。
またしばらく歩くと大泉学園町という地名。
地図をみると確かに学校がたくさんあります。
途中大泉公園という所があり、中には町名の由来の掲示が。
それによると、かつてこの場所に一ツ橋大学を誘致しようとして名前を先行して変えたのだけど結局大学は来なかった、のだそうで。
学芸大学附属があるからだと勝手に思い込んでいたんですが誤解でした(第一、学附があるのは東大泉という番地でした)。
さらにこんなのも。

ふーん、光が丘新宿間が先に開通したから尻尾の部分はこれで完成かと思っていたらまだまだ伸びて、最終的には武蔵野線東所沢までいくそうで。
「大江戸線延伸計画」で検索してみると結構ヒットします。
確かにこのあたり陸の孤島感は否めません。
保谷駅をスタートしてから約3時間有楽町線まで一回も電車にぶつかりませんでした。
前回、小田急線から始めて、京王線、井の頭線、中央線、西武新宿線と次々と越えていったのと比べるとその差歴然です。
司法研修所近くには大きな公園が2つもあって住環境はなかなかよさそうなのですが、こう交通機関が不便なのがネック。
早く実現すればいいんでしょうけどね。
光が丘方面に進み、そこから更に北上。
成増駅近くなると県境は白子川にほぼ沿ったかたちになっています。
これも実際にはちょっと入り組んでいるのですが、この川が護岸工事されていて不自然なほどまっすぐになっていることからして当時はウネウネしていた川がそのまま境界だったのでしょう。
ちなみにこの川沿いに都営成増団地というのがあるのですが、いたるところにこんなものが。

電撃殺虫器とかいうそうで。
なんだか強そう。
こんなことしないでもカエルを大量に放すとかじゃダメなのかなぁ。
生態系が壊れたり、ゲコゲコうるさいってことなんでしょうか。
それからしばらく歩いて笹目橋に到着。
ようやっとわかるところに出ました(大宮薪能に行くときにここから新大宮バイパスで向かうのです)。
そこからすぐそばの西高島平駅で今日はおしまい。
昼飯を結局食べるチャンスがなかったのでここで昼食。
(いや正確に言えば1度チャンスはあったのですが、ラーメンというのぼりを立てておきながら「今日のオススメ ほっけ定食」と書いてあったのがなんとなくシャクでパスしてしまったのです)
駅前だからなにかしらあると思いきやラーメン屋が1軒だけ。
時間が時間だし日曜日ということもあって客は僕一人。
中に入ると海坊主のようなマスターが一人と、ひたすらチャンネルが変わりまくる壊れたテレビが一台。
そしてこのおっちゃんが書いたのかやたらに綺麗な字で書かれたお品書きが壁に張り出されていました。
ロイヤルゼリーサワーとすっぽんサワーが気になりましたが、ラーメンを注文。
空腹は最高のスパイスなり。
******************************************************
東京23区外周一周徒歩の旅 第二日目・記録
11時西武新宿線保谷駅発、14時45分都営三田線西高島平駅着
練馬区、板橋区と歩く
- 2006/11/05(日) 23:41:36|
- 東京23区外周一周徒歩の旅|
-
トラックバック:1|
-
コメント:0
実家で稽古していたところビデオが届きました。
いつもコメントをお寄せくださる志田さま(とハンドルネームでお呼びするのは恐れ多いような…)からです。
早速、ありがたく拝見させていただきました。
うーーーん…。
動きに比べて手の動きがキツイ。
特にサシマワシがよくない。
もっとほわーんとした感じになればよかったのですが…。
いずれ
「乱」(「猩々」の特殊演出バージョン)を舞う機会があると思うので、そのときの課題としておきます。
- 2006/11/04(土) 21:28:11|
- 舞台|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0
さすがに朝起きると体が重いような。
まぁ今日は休みだからいっか…と思いながら手帳を眺めると、ぎょ!出稽古と国立の稽古があるとな!
でも夕方からなので午前中はスウィート・ホームの再放送なぞ見ながらのんびり。
12年前のドラマで化粧やら服装やら90年代思い出させますが、山口智子が当時好感度ナンバーワンだったのはうなずけます。
夕方とりあえず国立へ。
出稽古の時間とかぶっているので欠席届を提出して、昨日忘れていった謡本を取り、手付けをメモして出稽古へ。
17時頃から始めて19時過ぎに終了。
お弟子さんと一緒に帰ろうと駅に向かうとなぜかすごい人だかり。
ふと見ると20分早く出たはずのお弟子さんが手でバッテンマークを作ってこちらに向かってきます。
聞けば山手線がずーっとストップしているとのこと。
不謹慎ながら僕はこういう非常事態ってちょっとわくわくしちゃいます。
いつもと違う帰り方ができるんで。
さて。
僕の頭の中の交通機関データがカタカタと動き出します。
大塚駅の代替交通手段は都電とバス。
都電で早稲田まで行って東西線→半蔵門線(九段下)→千代田線(表参道)→小田急線(代々木上原)がとりあえずあるけどちょっと面倒。
新大塚まで歩いて丸ノ内線(淡路町)→千代田線(新御茶ノ水)だと乗換えが面倒。
丸ノ内線(赤坂見附)→銀座線(表参道)→千代田線もあるけど時間がかかりそう。
ん、バスがある!
高校時代高田馬場から自転車で何度か来たことがあって少し土地勘があるのです。
大塚駅からでは上野やら錦糸町なのであまり意味はないのですが、少し歩いたところから渋谷行きのバスが出ていて、途中代々木駅の近くを通るのでそこから歩いて小田急線の南新宿駅に行けます。
振替輸送のあおりを受けて丸ノ内線は混んでいる可能性が高いし、これならバスカードもあるうえ国立行くために小田急の回数券もあるし、そんでもって最安価かつ最短ルート!
われながら天才!!
と、歩いてみると割と距離があってバス停まで20分ほどかかりました。。。
でも久しぶりに歩いてみると楽しい。
そっかぁ高校時代なんてもう10年前なんだなぁ。
代々木近くで降りたときにはもう20時過ぎだったので立ち食いそばで夕食。
少し贅沢にかきあげ丼セット(かけそば+ミニかきあげ丼)を注文。
490円なり。
そばは大盛り無料なので当然大盛り。
大盛り、ああなんてすばらしい響き。
でも店内に、かきあげそば+ライス(ふりかけいり)セット470円のポスターが。
んん!???
…微妙に損した気分。
- 2006/11/02(木) 23:43:38|
- 稽古|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0
明治神宮秋の大祭で
能「猩々」を舞ってきました。
前々から超特設舞台と言ってきましたが、こんな感じ。

本殿方向以外の三方からお客さまに取り囲まれるという非常に珍しい状態です。
ちなみに写真中程のやや濃くなったグレーの部分にござを敷いて橋掛りとし、延々歩いて舞台へ向かいます。
11時45分に狂言が始まり、能はちょうど正午ごろの予定。
雨の心配は要らない空でしたが、天気が良過ぎて暑いくらいです。
昨日舞台を勤めたせいか30分ほど前になってもぜーんぜん緊張してきません。
あんまり緊張しないのもよくないななどと思っていると、楽屋の外で聞き覚えのあるお声が。
な、なんとご宗家!
わざわざ見に来て下さったのです。
ひゃー。
でも緊張感があがるいいきっかけになりました。
狂言が終わりアナウンスが流れいよいよ出番です。
(ちなみに、このアナウンスの中で簡単な解説が流れましたが、「高風が悪夢を見て…」と言っていました。悪夢じゃ話が変わってきちゃうじゃん)
サガリハの囃子になり、ござの上をできるだけスッスッと歩いていきます。
幸いハナの穴が利いたのでコースアウトすることなく舞台の下まで無事到着。
舞台に上がるには階段を上るのですが、そこで副後見の師匠が目印に座っていて下さいました。
でも距離感がよくつかめておらず、あとで聞くと結構ぶち当たっていたそうで…、すみませんっ。
4段の階段を上がり、後ろから大小の間を通ってやっとこさ舞台へ。
ぶつからないか心配でしたがなんとか無事に入れました。
昨日は夜露が張ってしんしんと冷えてくる感じでしたが、今日は黒い板が熱を吸収してあっついこと。
お客さまがたもハンカチを頭の上に乗せたりと大変そうです。
もう一つ、昨日はマイクをつけて小声でもかなり大きく響いたのですが(橋掛りを歩いているときの僕の鼻息まで拾っていたそうです。。。)、今日は音響設備は一切ないので声が逃げていってしまいちゃんと出ているのかわからない感じでした。
いろいろ気を遣いながらで大変でしたが、「吹けども吹けども」のところでさーっと風が吹いたり、野外特有の楽しさもちょっぴりだけ味わいながら無事舞い終えることができました。
でも終わったあと「声が低くて陰々していた」とご指摘が。
途中低い部分でちょっと声が出にくいなと思ったのですが、野外のせいかと思ってそのままの高さでいってしまいました。
シテは「こうだ!」と、自分の高さへ周りを引っ張らなくちゃいけなかったのです。
これは今後の課題となりました。
ちなみにこの奉納能は特典があります。
シテのみ芳名帳に記帳し、シテとワキは表彰状を授与されます。
さらに引き出物というかお土産というか手ぬぐいと扇子がいただけます。
更にシテはお酒まで。
毎年変わるようですが今年は一升瓶に入った〝金婚〟という日本酒。
ん~まだ結婚もしてないんですが…。
ちなみに今日一番の失敗は芳名帳への記名です。
書いていて悲しくなるくらい下手。
時間を見て書道習いに行こう…。
さて今日はこれで終わらずその後国立で稽古。
小鼓で
「杜若」を見ていただいたのですが、序ノ舞がメロメロ。
太鼓序ノ舞はこれで3曲目だってのに、一番デキが悪い。。。
50分近くかかり、今度は飛び出して
「采女」の地合わせ。
終わったあとお酒をご馳走になり、結局帰宅は23時過ぎ。
これで今年装束を着るのは最後。
しかし長い一日でした。。。
- 2006/11/01(水) 23:47:18|
- 舞台|
-
トラックバック:0|
-
コメント:2
∥
HOME∥