fc2ブログ

駆け出し能楽師の奮闘記
敷居が高いと思われがちな能楽の世界を、能とは関係のない家から飛び込んだ私・中村昌弘の奮闘を通じて少しでも身近に感じていただけたらと思います。

結婚と縁談と

夜、ウェディングパーティーに出席してきました。
新郎・新婦とも高校の剣道部仲間でした。

新婦は僕が3年生のときの新入生。
当時僕は足の怪我の具合が思わしくなく、よく新入生指導にあたっていたので彼女のこともよく覚えています。
稽古してるととにかく表情の変化が激しい。
喜怒哀楽(怒の部分の記憶はないけど)がはっきりしていて底抜けに明るそうな性格だった印象が強いです。

同じ部活にいながら新郎と仲良くなったのは高校2年生になってから。
同期は3人しかいなかったのに、1年生の頃はなぜか彼とは数えるほどしか話したことがありませんでした。
彼の最初の印象はそれから2年後に会う新婦とまったく同じ、メガネで丸くてちっちゃいという感じ。
今思えば不思議な一致です。

その後は部内でいろいろあって副部長だった僕が部長に、彼が副部長となり部を運営するということになりました。
その頃かその少し前あたりかに急に仲良くなり、腕が疲れるほどの長電話をするようになっていました(会話の内容は全然思い出せないんですが…)。

大学進学後もバイトで一緒。
塾講師の仕事で勤務校は別になってしまいましたが、折に触れて連絡を取っていました。
社会人になってからも(って僕はちゃんと社会人なのか微妙だけど)途切れることなく、去年は仕事の面でもお互い行き来がありました。

彼は僕の持っていないものをたくさんもっています。
こんなことやりたいな~と思って彼に任せておけばカンペキにセッティングしてる企画力と行動力。
的確な例を挙げて物事をわかり易く伝える技術。
そしてコミニュケーション能力。
年齢問わず誰とでもうまくやれる天性のものがあります。
もちろん彼のスキルや人格ももちろんですが、武器はあの顔ですな。
あれはズルい。
小柄であのやさしげなベビーフェイスは初対面の緊張を緩和するのに相当な効果があるんじゃないかと思います。
老け顔と言われ続けてきた僕には羨ましい限りです(笑)

そんな彼らは大学在学中、確か僕が3年から4年になるあたりだったと思います(僕もちょうど当時の彼女と付き合い始めたあたりだったのでよく覚えています)。
ずーっとお付き合いが続いているのは知っていましたが、(このブログにも書いたとおり)先日結婚することになったということを聞き我が事のように嬉しかったものでした。

それが今日。
式はご親族中心に小規模で挙げられ、夜このウェディングパーティーとなったそうです。
高校の剣道部はそれぞれの同期とその間の3代が集まり、卒業以来会ってない懐かしい顔にも出会えました。
部活以外にも同級生がちらほら。
僕は記憶力には自信のあるほうなのですが、それをもってしても、う~ん誰だっけ?っていう人も。
1学年360人は都立高としては最大規模でしたし…。

イベントでなぜか急に僕の職業がクイズとして出題され、前に立つことに。
4択で1)神父、2)能楽師、3)弁護士、4)塾講師 でした(笑)
こうなるとなんだか引っ込みがつかなくなってしまったので、2次会的な雰囲気では初めて「高砂」を謡うことになりました。
場が場なのでかなりサラリメに謡いましたが、おととしの結婚式で謡ったときより謡いやすかったかも…。

大学の同好会のお仲間と思われる方たちが学生ノリで盛り上げ(新郎は危うくワイン1本を一気飲みさせられそうに…)、新郎新婦のキスのご披露が何度あったかわからないくらいのアツアツぶり。
とーっても微笑ましい、幸せそうなお2人でした!



そのあと部活の仲間たちと飲みに行ったわけですが、流れとして次は誰だ?となるわけです。
そうなると最年長の僕にどうなの?と聞かれるのはこれまた当然の流れ。
ん~~~。
「ないな」
という以外に答えはないです。

最近縁談めいた話はちょこちょこあるんですよ、実は。
ご宗家をはじめ先輩方が気を遣って「こんな人がいるんだけど」という話をして下さいます。
でも、でもですね、どれひとつ「話」から先に進んだ試しがないんですよねぇ。
どうも結婚ネタ適齢期とみられているだけのような。。。


みなさーん!
あんまりのんびりしていると僕はどんどん独り上手が上手くなっちゃいますよーっ!!


自分でどうにかしろ、って話のような気もしますが…。

スポンサーサイト





  1. 2007/01/13(土) 23:53:53|
  2. 日常|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:5
 ∥HOME