能楽師は足腰が命。
今は覚え物に比較的ゆとりがあるので、こんなときこそ鍛錬だ!
近場の山はどこだ!?
よし高尾山で特訓だ!!
…というのは後付で、従姉が高尾山のケーブルカーの乗務員をやっていて、往復乗車券をもらいまして。
(ちなみに唯一の女性乗務員なので結構取材されたりするそうです。お立ち寄りの際には声を掛けてあげて下さいね)
ケーブルカー使ってる時点で鍛錬という面ではかなり問題がありますが、それでも薬王院から山頂まではちょっとした山道になっていました。
山頂はハイキング客でいっぱい。
高尾山といえばとろろそばが名物で、山頂にも茶店が何軒かあるのですが、多くのハイカーは自前のおにぎりをほおばっていました。
でも中にはミニコンロを持ってきてラーメンやら味噌汁やら作っているベテランハイカーもちらほら。
今日は快晴で、目の前に丹沢山系と富士山がくっきり。
いやー絶景でした。
帰りはつり橋コースという表通りより山道っぽいコースで乗り場まで。
行き違う人と思わず「こんにちは」と挨拶してしまうような風情でした。
だんだん調子に乗ってきて駆け下りていると、嫁にはキツいペースだったようで。
「歳だね」とつぶやいてしまったら、おこられました。。。
従姉が更に気を利かせてくれて、お土産まで用意してくれました。
それが
天狗焼なるもの。
天狗をかたどったたい焼き状のお菓子ですが、端がパリパリと香ばしく、餡は甘さ控えめでとってもおいしい!
高尾登山の際には是非オススメです。
そこからはリフトで下りて、昼ご飯はとろろそば。
行ったお店は観光地料金でなく良心的。
お腹一杯になりました。
近場でおいしいものもあり、景色もよし。
大学入って間もない頃にハイキングで行った以来でしたが、なるほどミシュランが目をつけるのも頷けます。
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- 2009/03/29(日) 19:25:43|
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泊まりで鹿児島に行ってきました。
「さわってみよう能の世界」は、子供さんに謡・仕舞・楽器等の体験をしてもらい、その後短い能・狂言を見てもらい身近に感じてもらおうという能楽協会主催の催しです。
僕が担当したのは謡。
師匠と二人で二組ずつ受け持ったのですが、最初は恥ずかしがってか皆さんなかなか声が出ない様子。
そこで実際に僕が大声を出してみせ、腹式呼吸を一緒にやってみるとだんだん声が出てくるようになりました。
時間は短いものの、テンションを上げて声を張ると結構疲れます。。。
能は半能
「熊坂」。
思いっっきり謡ってきました。
僕は地方に来るとスーパーに行くのが好き。
異常にある品物のコーナーが大きかったり、逆に小さかったり、見たこともないような商品があったり。
ちょうど宿の近くにダイエーがあって入ってみると〝かごんまの名品〟なんてコーナーが。
(かごんまは鹿児島を指す方言らしい)
その中に

あく巻なるものが。
原材料はもち米、木灰汁のみ。
ちょうど同行していた協会の職員さんに鹿児島出身の方がいたので伺ってみたところ、それ自体に味はなく砂糖をつけて食べるのだそうで。
はてさてどんなお味やら。
- 2009/03/27(金) 09:57:22|
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前回に引き続きハーフの子達が参加。
終了後、今度学校で講座をしてくれませんか?と。
嬉しいお申し出に二つ返事で快諾しましたが、あとで聞くとインターナショナルスクールなのだそうで。
うーむ、初体験。
どう組み立てたらいいでしょう???
- 2009/03/23(月) 21:49:56|
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今日で研究生の太鼓が修了となりました。
さすがに老女物や
「朝長・懺法」まではやっていませんが、ひととおり獅子・乱・道成寺も教わり、先生方からももういいんじゃない?ということで目出度くお終いとなりました。
思えば太鼓は四拍子の中で一番苦手で本当に苦労しました。。。
最初のうちはもう途中で何打ってるんだか、掛け声を何拍にかけてるんだかパニック状態で…。
最後のほうになってやっとこ普通に打てるようになりましたが、だんだんやるものがなくなってきて、今日はなに?と聞かれると
「張良」だの
「項羽」だの
「雨月」だのをお願いして先生方を苦しめてしまいました(笑)
あとは大小の二科目。
今は番囃子に入っているので、来年度には修了になりそうです。
- 2009/03/18(水) 21:24:46|
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先日書いた親子講座のプレ講座に行ってきました。
下は3歳上は小学校4年生、うむ~なかなかの年齢差です。。。
その中の一組はお母様が外国の方でお子さんたちはハーフ。
幾分日本語も話せるようですが、予想外でした。
でも扇を持って動いている様子を見ると楽しんでくれていたようでした。
終わってお母様から質問が。
数年前ロサンゼルス公演に行ったときにネイティヴの方から発音がいいと褒められたので、調子に乗って英語をしゃべくってみようとしましたが、それ以前にヒヤリングができてなくてどうもトンチンカンな回答をしてしまったようです。。。
プレ講座は来週ももう一度あります。
さてどうなりますことやら。
- 2009/03/16(月) 20:08:41|
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先輩の
「道成寺」がありました。
まだ、「次は僕だ!」という時期ではないですが、今年獅子と乱を披かせていただくことになり、いつだか分からない将来からそう遠くない将来と感じられるようになりました。
乱拍子のときにはなんだかすごく緊張してしまい、自分も舞っているような不思議な感覚でした。
いざそのときになって、まだまだとても勤められる状態にない…なんてことがないようにしないと!
まずは6月の獅子に向かって頑張ります。
- 2009/03/15(日) 21:56:49|
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4月からとある企画に参加させていただくことになりました。
それが表題の会。
親子で色々なことをやってみようということで、僕が能楽、ほかに俳優座の役者さんによる演劇、礼法、素読の4つを週代わりで1年間やってみようという試みです。
場所は小田急線狛江駅前の
泉の森会館。
毎週月曜日(僕が第何週を担当するかは未定)夕方4時半から1時間、会費は親子で月6000円(お子さん二人目3000円、3人目以降1000円)です。
なお開講に先立ち3月16日、23日4時半から4科目の講師が15分ずつ無料体験教室を行います。
親子対象で1年間の講座というのは僕も初めてな上、主催される方も今回が初めての企画だそうで初めは手探りになりそうですが、僕自身が物心つく前から能を始めたということもあり、なるべく小さいうち、敷居の高さとか小難しいものという先入観が入る前から能に触れてほしいと常々思っていたので、喜んで参加させていただくことになりました。
お近くの方でご興味ある方は是非!
- 2009/03/13(金) 11:06:21|
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少し日が経ってしまいましたが、この前の日曜日に
「項羽」のツレを勤めました。
過去稽古能で一度謡ったことがありましたが、ちゃんと舞台で見るのは初めてでした。
後半があっさりしているためかあまり上演機会がない曲です。
ツレは虞美人なのですが、またこの役もあっさり。
簡単に言えば、出てきて一句謡って飛び降りておしまい。
地謡を覚える方が大変と言えば大変かもしれません。
装束の間で着付けてもらっていると、出番を終えたある先生が、
「へっへっへ、楽な役だと思ってんだろうから、プレッシャーでもかけてやるか」
と、現在の能楽界の重鎮の方がこの役で苦労した話をされ、
「へっへっへ…」
と、どこかへ行かれました。
…。
なんだかんだ言っても役が付くというのは緊張するもので、幕に立つと恐怖と楽しみが入り混じったような感覚になります。
出羽で入りしばらくすると、唯一の謡がありますが、謡い始めると「お、重い…」。
ツレなのでサラッと謡おうと思っていたのですが、既にここまで作られた舞台の流れがものすごくシッカリしたようで(上演時間は通常70分もあれば充分だそうですが、この日は約80分かかっていました)、なんとか抗おうと思いましたが、結局ツレとしてはものすごく重い謡になってしまった感じに…。
流れ的にはあれでよかったのでしょうか??
あとの所作はシテのご希望に沿うように丁寧に動くことを心がけました。
最後シテとツレは別幕で入ります。
シテが一ノ松で留めるため同幕では距離が開きすぎるということもあるのでしょうが、死してなお二人は一緒になれないようでちょっと切なかったです。
- 2009/03/12(木) 10:20:39|
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先日の撮影は撮影時間は5分足らずでしたが、待機・準備時間は6時間ほど。
生放送って大変です。。。
6月1日(月) 舞囃子
「高砂」 能楽研鑽会 於:国立能楽堂 17時開演
入場無料・整理券制(詳細は近くなりますと
こちらにアップされると思います)
- 2009/03/10(火) 10:39:41|
- 出演予定|
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