以前、
「東京23区外周一周徒歩の旅」というのをやっていて、このブログでもときどきアップしていました。
でも結婚するとそう時間も無くなって、気が付いてみると2008年6月以来行っていません。
長男はだいぶ歩けるようになったし、そろそろ再開してみようかな。
さて、今日は一日お休み。
急遽思い立ち、電車好きの長男の気を紛らわせるべく
1日乗車券都営まるごときっぷの旅をすることにしました。
この切符は700円で、都電、都バス、都営地下鉄、日暮里・舎人ライナーに1日乗り放題というもの。
バス路線図はあまり確認しないまま、とりあえず乗ったことのない日暮里・舎人ライナーに乗ってみようということで9時半に出発。
とりあえず
新宿までは定期で。
都電に乗りたいのですが、都電と都営地下鉄は連絡駅がありません。
まず
バスで早77早稲田行に乗り終点まで行くことに。
切符は車内で買おうとしたら、パスネットは使えず、万札も使えず、小銭は689円だけ。
運転手さんも諦めて「次に乗るときに崩して買ってください」とのこと。
スタートから暗雲が…。
多少遅れて到着したせいか、ずいぶんすっ飛ばして25分くらいで到着。
そういえば早稲田は営業所があったはず。
すぐ寄って無事購入。
(実は財布が見当たらなくなり、バスの中を探してもらいかかったりまたひと悶着したのですが…)
切符と路線図はこんな感じ。

さて早稲田から
都電荒川線に乗車。
高校時代は学校から大塚の稽古場までよく乗ったのですが、そのときと変わらないことがひとつ。
〝座席に座ってはならない〟とにかくご年配の方が良く乗るので、座ったところですぐ立たなくてはならないのがこの電車の特徴です。
30分ほど乗って
熊野前で下車。

途中荒川遊園もあったのですが、初志貫徹、ここは改めて行きます。
この時点で12時近く、目に入ったサイゼリヤで昼食。
お腹も満たされて、お目当ての
日暮里・舎人ライナーへ。
祝日ということもあり車内はガラガラ。
4両編成だったので、平日は通勤客で込み合うんでしょうね。
高いところを通るだけあって眺め良し。

全然関係ないですが、車内で小鼓方のある若先生にそっくりな方が。
子供をダシになんとか撮影しようとしましたが、叶わず、無念。
終点
見沼代親水公園まで来ましたが、う~ん、何もない。
とりあえず駅名にもなっている小さな公園でおやつ。
引き返して日暮里まで行こうかと思いましたが、
西新井大師西で下車。
そういえば大師様って行ったことないし、駅から1キロちょっとだったので散歩がてら行ってみることに。
途中公園を見つけるたびに寄り道し、30分くらいかけて到着。
参道で子供が写真を撮るというので、1枚撮ってもらいました。

全くノープランだったのでここでしばし悩みましたが、バスでライナーまで戻ることに。
西新井大師バス停から
王40甲池袋駅東口行に乗り、
江北4丁目で下車。
またこの運転手の荒いこと荒いこと…。
江北から三度ライナーに乗車し、終点
日暮里へ。
ところでこの線は各駅とも駅員がおらず、改札を磁気式でない乗車券で通ろうとする際には、インターホンでセンターに連絡を取らなくてはいけません。
都合6回、またコイツかと思われちゃったかな。
日暮里から
都08錦糸町駅行に乗車。
さすがに子供も疲れてきたようでうつらうつら。
でも眠くてぐずることはまずないので、この子と外出するのは割合楽です。
本所吾妻橋で下車。
ここで降りたのは、こちらに寄るため。

後援会で特別顧問になっていただいたり、お世話になっている柳家さん喬師匠のご実家、キッチンイナバ。
4月30日で閉店となるそうで是非伺いたかったのですが、時間が半端だったため準備中でした。
残念…。
ここから
地下鉄浅草線で
東日本橋に。
馬喰横山まで歩き、
地下鉄新宿線で、めでたく
新宿に。
到着は15時半頃でした。

通常運賃(現金)で払ったとすると、
新宿→早稲田 210円(バス)
早稲田→熊野前 170円(荒川線)
熊野前→見沼代親水公園 320円(日暮里・舎人ライナー)
見沼代親水公園→西新井大師西 220円(日暮里・舎人ライナー)
西新井大師→江北4丁目 210円(バス)
江北→日暮里 270円(日暮里・舎人ライナー)
日暮里→本所吾妻橋 210円(バス)
本所吾妻橋→新宿 260円(浅草線・新宿線)
合計1870円
1170円お得でした。
ライナーで810円かかってますから、これだけで元取ってますね。
今日は雲行きが怪しかったのでパスしましたが、浅草も通ったのでここでもう一観光できそうです。
さすがに子供は疲れたようで9時過ぎにぐっすり。
楽しかったようで何よりです。
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- 2014/04/30(水) 00:16:56|
- 東京23区外周一周徒歩の旅|
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ここ数年4月は割と暇だったのですが、今年は
「富士太鼓」もあり、舞台もあり、講座が6回、お稽古場の懇親会、後援会の総会と気が付けばあっという間に過ぎ去ろうとしています。
お陰様でたくさん講座をさせていただくようになってきまして、時間や対象によって自分なりにカスタマイズができるようになってきました。
少しずつ仕入れたネタを入れたり、言い回しを変えてみたりしてブラッシュアップしていっていますが、ご参加者の反応は悪くないなと思ってきました。
ただ導入編としては、それなりに形を作ってこられたかなと思っても、導入編パート2、3となってきたときにだんだん苦しくなってきているなという感じはします。
導入編としても解説→諸々体験→実演といったオーソドックスなパターン以外に、組み立ても、体験の仕方もがらっと違うものにも取り組んでいかなくてはと思っています。
今月伺った昭和女子大の講座は、気が付けばもう8年くらい続けさせていただいています。
考えてみると単独で受けたのはこちらが最初で、ここで腕を磨かせてもらってきました。
「能は初恋の気持ちで見てください」女子向けで、これ良くね?とひとりニヤニヤしながら考えたものの思いっきり空振って、その後お蔵入りになったフレーズもあったな…。
先日依頼があった小学校での講座は新しい取り組みをしてみようと思っています。
能の普及は、なにも能楽師の専売特許ではないと思うんです。
むしろ能楽師じゃないほうが、より身近に見えて、「敷居を下げる」効果があるかもしれません。
これからいろいろ詰めていきますが、上手くいったら必ず報告します。
- 2014/04/28(月) 23:57:08|
- 考えごと(能楽)|
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今月は講座強化月間。
今週末26日土曜日、勉強カフェ秋葉原ラーニングスタジオにて
「能楽に触れる交流会」が開催されます。
こちらではビジネスマン向けに様々なイベントが行われていますが、能楽は少なくとも秋葉原の会場では初めてだそうです。
歴史上の人物を絡めながら能の歴史や、現代にもつながるトリビアを交えたお話し、能面や小道具を間近にお見せしながら、謡や所作の体験もできます。
終了後はお酒や食事をしながら、ご参加者同士の交流や、もちろん私にも質問にざっくばらんな質問をぶつけていただいても大丈夫!
時間は18時~21時。
参加費は4320円です。
動きやすい格好でお越しください。
詳細は
http://eventinfo.benkyo-cafe.net/event/3131。
秋葉原という地で、どんな出会いがあるか楽しみです!
ふるってご参加ください!!
- 2014/04/23(水) 11:11:56|
- 出演予定|
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円満井会定例能
「富士太鼓」が終わりました。
ご来場いただきました皆様、有り難うございました。
感想は円満井会のHPに近々掲載されると思いますが、追加してこちらにも少し。
いろんなところに書いていますが、この曲は大好きな曲です。
なんといってもキリがたまらなくいいです。
でも能をやってみると他にもいいなと思えるところがたくさんあり、ますます好きになりました。
1月に
「巴」のシテを勤めてからも、ツレのお役を3ついただいたり、諸々自主公演やらで舞囃子があったりと忙しくありましたが、4月が比較的のんびりしていたため稽古はしっかりできていたつもりではありました。
しかし笠の扱いや、いざ鳥甲を着けてとなるとまだまだ経験不足だなと痛感しました。
物着に入る前の安座して泣き伏す型の時はたまらなく悲しくなって、面の中で涙を流していました。
それがいいかといわれるとあまり褒められることではないのですが、そういうことを経て、歳を重ねていくうちに芸を深めていければと思っています。
楽は申し合わせのときにはどうもしっくりこなかったのですが、本番は囃子方の激しい気合に背中を押され「おお、きたきた!」と今度はニヤニヤしながら舞っていたような気がします。
特に長年一緒に普及講座をやってきながら、能ではおそらく初めてお相手いただいた栗林さんは、ここ一番のいい演奏をしてくださいました。
鳥甲に関しては、家元からもご注意いただいたのですが、やはりやり過ぎだったと思います。
ただ映像を見てみると、その前の袖をかづいた段階でどうも動いてしまったようです。
いろいろ映像を見ていると、あえて袖を掛けるのみで留めているケースもありました。
地謡座の方を向いているわけだし、背の高い鳥甲もあり、まして腕の短い僕が無理してやる必要もなかったなと反省しています。
ただいずれにせよ、普段の稽古も面装束を着ているのが前提。
どうも体が動くのに任せて、気持ちが先行して型が荒くなってしまうのは僕の悪い癖で、年月をかけて取り組まなければ課題です。
と、つらつら書き連ねましたが、またやってみたい曲でした。
- 2014/04/20(日) 23:24:44|
- 舞台|
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毎年今頃になると掲載させていただく、この記事。
春はスタートの季節です!
新しく何かを始めたいという方、能のお稽古はいかがでしょうか?
私のお稽古場は都内と神奈川県に以下の6ヶ所あり、5月のお稽古日も掲載しました。
見学、体験稽古は無料ですので、コメント欄に管理者のみに見えるように設定しご連絡の上、どうぞお気軽にお越しください!
〔お稽古場〕
○小田急線梅ヶ丘駅徒歩5分 自宅稽古場 いつでも
○小田急線喜多見駅徒歩7分 岩戸地域センター(現在建て替え中のため市内各所)
曜日・時間はひと月毎にご相談の上、決めます
7日(水)、21日(水)、21日(水)午前中から昼頃
○山手線大塚駅徒歩5分 千曲舞台 木曜または水曜夕方から夜
1日(木)・15日(木)16:30~21:00
○西武池袋線桜台駅徒歩12分または
東京メトロ有楽町線、副都心線氷川台駅徒歩15分 個人宅 土曜または日曜午前中から夕方
3日(土)、25日(土)10:00~15:00 ※変更の場合有
○京王線北野駅徒歩15分 北野市民センター、絹ヶ丘町会会館 月曜昼間
12日(月)、19日(月)13:00~15:30
○小田急線新百合ヶ丘駅徒歩4分 麻生市民館または新万福寺会館 火曜昼間
13日(火)、20日(火)13:00~17:00
27日(火)13:00~15:30 ※発表会前特別稽古
火曜夜間
13日(火)、20日(火)18:00~20:00
各お稽古場の画像などは、稽古場紹介のページをご覧ください。
新百合ヶ丘のお稽古場につきましては、
あさお謡曲研究会のサイトをご覧ください。
〔よくあるご質問〕
①費用はどのくらいかかる? 会場によって異なりますが、原則月2回謡または仕舞のみで5000円いただいております。両方は8000円となります。
回数の増減も承ります。
その他謡本(台本)が1冊2700円)、稽古扇が8640円。
足袋は各自でご用意ください。
入会金はいただいておりません。
②稽古のしかたは? 原則マンツーマンでの稽古となります。
ただし会場によっては謡は団体稽古となります。
ご希望で2人以上のお稽古も承ります(ご夫婦でお稽古という方も)
1科目30分弱、2科目で50分程度が目安です。
③服装は? 動きやすい格好で構いません。
もちろん着物でも構いません。
角帯の締め方、袴の履き方もご指導します。
④正直、お稽古って厳しい…? たぶん、そんなに厳しくないと思います(笑)
趣味でお稽古されるのにあまり厳しくてつらいと続かないですよね。
能のストーリーやトリビアなどを交えながら楽しく進めたいと思います。
⑤年齢・性別に制限は? 老若男女全く問いません。
最年少は8歳、最年長は90歳を超えられています。
なお幼稚園生から高校生までを対象とした教室もあります。
こちらは謡・仕舞のほか、笛・小鼓もお稽古します。
○狛江能楽教室 小田急線狛江駅徒歩15分・伊豆美神社 詳細は
狛江能楽普及会をご参照ください。
- 2014/04/15(火) 14:23:47|
- 能楽お稽古 稽古場紹介|
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先週の金曜日の朝、一本の電話が入りました。
相手はNHKの方で、たまたま掲載された地域紙を見て取材させてくれとのことでした。
ただしオンエアされるわけではない、と。
どういうことかというと、今自分はディレクターとして研修中で、それを1班10人の各人が取材対象を考えてきて、1人の対象のみ実際に撮影する。
いわゆる研修用の番組作成ということでした。
実は2年前にも同じ依頼があって話をし、子供の稽古を見に来たということがありました。
ただ、その彼はどうも演出過多な感じで「これは無理だろうなぁ」と思っていたら案の定ダメでした。
そんなこともあり、あまり期待せずにその日の夕方会うことにしました。
自分がやっている普及活動などいろいろとお話ししたところ、今度の彼は学生時代演劇をやっていたこともあってか非常に関心を持ってくれ、たまたま翌日(土曜日)に予定していた居酒屋での講座にも来てくれました。
そこでもお客さんに熱心にインタビューしていて、狛江という街にもすごく興味を示していました。
また月曜日にも電話があり、火曜日にもう一度会って取材。
いろいろ資料を持ってきて、1時間半ほどお話ししました。
そして今日がその選考日。
午後になり、電話が。
声のトーンで分かりました。
通らず残念という気持ちももちろんありましたが、それ以上にこの数日間の楽しさが終わってしまうのが寂しさが強かったです。
どんなことをやってきて、どういう思いで活動しているか、自分で話しながら再確認することができましたし、彼もそれを必死で引き出してくれ、(少なくとも僕は)二人でなにか新しいものを作っているようなワクワクする感覚がありました。
たまたまであれ、彼がディレクターとしての初めての取材対象が僕であったことは光栄なこと。
取材中、たとえ通らなくても将来撮りに来ますと力強く言ってくれました。
今回のことをバネにして、文化に目を向ける立派なジャーナリストになってほしいです。
電話のなかで、今回の取材で能に興味が出てきたので、19日の舞台を観に来たいと言ってくれました。
改めて「この人を絶対に撮る!」と思ってもらえるような舞台にしたいと思います。
- 2014/04/10(木) 23:23:45|
- 考えごと(能楽)|
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19日の
「富士太鼓」が迫ってきました。
それに先立ち、16日14時より狛江にて事前講座を行います。
この狛江能楽普及会による講座は6年目になりますが、囃子方も一緒というのが目玉です。
シテ方のみによる講座はわりと多くありますが、囃子の実演や、囃子方目線の話も出ることでより一層深みが出てきます。
講座の最後に質疑応答や普及会メンバーによるフリートークが行われますが、毎回ここが面白いかもしれません。
このあたりは打ち合わせなしなので、演者によって曲の好き嫌いが分かれたり、どういう方向に行くかは出たとこ勝負になります(笑)
参加費は1000円ですが、「富士太鼓」が上演される19日の円満井会定例能の切符をお持ちの方は500円となります。
詳しい番組は
円満井会のサイトをご覧ください。
お申し込みは、こちらのコメント欄または下記普及会のサイトにて承ります。
http://blog.goo.ne.jp/komae-nougaku/e/05ad6b4fe511a448d1dd9efa240a74d2お待ちしております!
- 2014/04/08(火) 10:33:38|
- 舞台|
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来たる4月19日(土)12:30より、神楽坂の矢来能楽堂にて
円満井会定例能が行われます。
能3番、狂言1番、仕舞6番が上演されますが、一番最後に能
「富士太鼓」のシテを勤めます。
夢を持って上京した夫。しかし旅立ったその夜、妻は悪夢を見ます。居ても立ってもいられなくなり、一人娘とともに後を追うと、そこには悲しい現実が…。夫の形見を身にまとい、太鼓を打ち鳴らします。
美しくも悲しい曲で、私の大好きな曲です。
「富士太鼓」は16:30頃開演予定。
切符は全席自由で一般5000円、学生2000円です。
切符をご希望の方はコメント欄を非公開にしてご連絡ください。
なおいつものように詞章と簡易ガイドをご用意しておりますので、こちらもご希望の方はご連絡ください。
(詳しい番組は
こちら)
ご来場、お待ちしております!
- 2014/04/02(水) 12:51:39|
- 出演予定|
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