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「船弁慶」詞章と解説 

いよいよ明日となりました、第2回金春流能楽師 中村昌弘の会。
「船弁慶」の詞章と解説を作成しましたので、宜しければご覧ください。

詞章
船弁慶詞章1船弁慶詞章2船弁慶詞章3別表

解説
船弁慶解説1船弁慶解説2

当日券も少し出ますので、宜しければ是非ご覧ください。
ご来場お待ちしております!!
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初地謡 

自分の会が近づいていますが、あれこれ気忙しい日が続いています。

昨日はみ絲之會。
流儀の後輩女子の立ち上げ記念公演でした。
私も、流儀の女性能楽師創成期に真ん中で突っ走ってこられた高橋万紗先生に、幼少からご指導いただいたということで仕舞を舞わせていただきました。
そして能では、私が小5から指導している河野未有(かわのみゆう)が初めて地謡をさせていただきました。

去年の8月のとある会のときに、今回の同人である村岡さんと林さんに「ちょっと」と呼ばれ、なになに体育館裏で締められちゃうの…?と思ったらそうではなくて(笑)、当時高校一年生にだった彼女を地謡に出してもらえないかという相談でした。
正直悩みまして、その場ではちょっと時間がほしいと返事をしました。

実は彼女は高校へ上がる際、能楽師の道に進みたいという話を親御さんと一緒に話に来て、そのための人生設計まで考えてきていました。
いろんな方にも相談しましたが、とにかくまずは勉強をしっかりやることが第一で、その上で稽古を増やすということにしました。
今まで子供の教室が月4回、自主的に通っていた新百合ヶ丘のお稽古場(集団稽古)が月2回の稽古をしていましたが、加えて個別の稽古をすることになりました。

玄人を目指すといっても、すぐにじゃあ舞台へというわけにはいきません。
とにかく例会は学校の都合がつく限り観るようにとしたので、脇正面でいつも女子高生(もっと小さく見えたかも)がいると、よくお越しになる方はお気づきになっていたかもしれません。
高校生の間はしっかり舞台を見て、よくよく勉強しておくようにということにしていました。

いずれ舞台に立つときのため、僕が受けた講座などでは極力地謡を謡ってもらうようにはしましたし、教室で奉納(お稽古場が神社)があった場合は囃子が入った状態でも地頭をさせるようにはしていました(教室では笛と小鼓も稽古しています)。
でもこんなに早くというのは予想外でしたし、そもそも地謡の一人としては声の質がまだあまりに違い過ぎるのでは…ということもあり、返事を保留させてもらったわけです。

ただ本気で玄人になるのなら、早いうちに舞台から学ぶことが多いほうがいいですし(子方は4回経験)、こういう巡り合わせがあり、そして本人は出たいというに違いないといったところもあり、出す方向で傾いてはいました。
それから稽古をしてみて(当初は半能の予定)、多少お邪魔にはなるかもしれないが、主催者からも地合わせは何度もやるということだったので、お願いすることにしました。

今年の5月に奈良で社中連合の発表会があったのですが、私の社中は連吟熊坂にし、キリの仕舞どころを無本で謡うことにし、十数名編成の地頭をさせました。
若いこともありよく覚えるのでこれならと思っていたのですが、半能から丸能になるという知らせがあり、強吟はまだしも、和吟ですと高低、特に低い声が浮いてしまう状態で、相当に苦しんでいました。
かなり厳しく稽古してきましたが、あとは本人の頑張り次第という状況までにはいきました。

そして当日。
地取の部分は浮いて聞こえましたが、他のところはなんとかついていくことはできたかと思います。
もちろんまだ戦力になるという段階ではなく、これをスタートに課題をもってしっかり稽古に臨んでもらいたいと思います。

来週の私の会で舞っていただく観世流の鵜澤光さんも、女性としてこの道に飛び込み、今や男女で分けることなく同世代を引っ張る存在になってきていると思います。
当日パンフレットではインタビューを掲載していますが、そのあたりの思いがかなり詳しく語られています。
河野にも「女性」という枠内ではなく、1人の能楽師として評価されるようになってもらいたいと切に願っています。

本人にとっても去年の夏から1年以上に亘ったものが一段落し、ほっとしたことでしょう。
ここまでやるのは厳しすぎるかなと思うこともありましたが、心を鬼にして稽古をしてきました。
お弟子さんの稽古は楽しくやりましょう!というほうなので、こちらもしんどいものもありますが、私にとってもこれは始まりです。
今世ではおそらくもう娘は得られないしょうが、彼女を長女だと思ってしっかり育てます。
たぶん結婚式では泣くでしょうね(笑)←気が早い

今回このような機会をいただいたみ絲之會の皆さんに、この場を借りて御礼申し上げます。

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