~あらすじ~
兄頼朝との不仲となった義経は、都を逃れ吉野山に身を隠す。
ところが吉野の宗徒は頼朝につき、義経は追われる身となってしまう。
佐藤忠信はしんがりを命じられ吉野に留まっていたところ、山中で義経を慕って追いかけてきた静御前と出会う。
二人は義経が安全に山から落ち行けるよう策を案じ、それぞれ準備に取り掛かる。
忠信は都からの参詣者を装い、頼朝義経は仲直りし、吉野は義経が治めることとなったと触れ回り、静は勝手明神に舞を奉納する態で衆徒を魅了し、なお義経を追おうとする者を足止めした。
忠信であることが露見してしまえば絶命必至の危険な賭けであったが、見事に策がはまり、無事に義経は山を落ちることができたのであった。
この曲自体上演機会が少ないのですが、前半はカットされてしまう流儀もあり、忠信と静の出会いと策略をめぐらす場面からの上演は非常に稀です。
私は静御前役をさせていただきますが、来年6月15日に予定している自主公演での「二人静」と合わせてご覧いただければ幸いです。
当日は他に秋の名曲「小督」を流儀の中堅山中一馬師が、正に命を懸けた母の愛を描く大曲「海人」を小書(特殊演出)付きで流儀の重鎮本田光洋師がされます。
なお狂言は和泉流三宅家の皆さまです。
全席自由席で一般5000円、25歳以下優待券2500円となります。
「吉野静」は14時頃上演予定です(途中入退場可)。
切符をご希望の方はサイト左上のフォームまたはコメント欄よりお申し込みください。
詞章とお手製見どころガイドを掲載しておきますので、宜しければご参考になさってください。





ご来場をお待ちしております!!
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