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駆け出し能楽師の奮闘記
敷居が高いと思われがちな能楽の世界を、能とは関係のない家から飛び込んだ私・中村昌弘の奮闘を通じて少しでも身近に感じていただけたらと思います。

2014年を振り返って

もう間もなく2014年も終わろうとしています。

思えば昨年末に次男が生まれ、家内は子供たちを連れて帰省し、去年の今頃は一人のんびりしていました。
それからあっという間の一年。
今パソコンに向かいながら抱っこしている次男は、すくすくと育ちもう10キロを超えました。
子供が1人と2人では大違いで、今年は子供を中心に動いていたなという感じがします。

上半期は毎月、シテやツレが続きました。
4月の「富士太鼓」は念願の曲ということもありましたが、プロを目指している中学生の子と最初で最後の共演となり思い出深いです。

下半期は少し落ち着きましたが、11月には隣町調布、そして地元狛江と1週間に2度大きなイベントがあり、ここが大きな山場だったなと思います。
どちらも立ち上げから関わってきたので終わって感慨無量でした。

お稽古の上での変化としては、社中での錬成会の復活がありました。
ここ数年で20名近く新しいお弟子さんが加わってくださり、勢いが出てきました。
子供たちの稽古では幼稚園生のかわいい兄弟が入ってくれました。
触発されて長男も…と思ったのですが、なかなか一筋縄ではいきません。

講座もたくさんさせていただきましたが、今までコツコツとやってきたことが実ったということもあり、一方でまた先に向けた準備も重ねてきました。
来年以降、またいろんな普及活動ができることになりそうです。

今年個人として一番大きな出来事は、やはり入院・手術でした。
思い出すだに辛い日々でした。
とにかく春先からの疲労が一気にああした形になってしまったようでした。
病床で、もう20代の頃とは違うなと痛感していました。
このブログでも綴り、予想外の反響を得ましたが、辛いのになんだか笑いを誘ってしまう妙な体験もできました。
穴どれない…もとい、侮れない病気です。


今年は全体として来年に向けた準備の年だったかなとも思います。
何せ、自分の会の旗揚げと「道成寺」という大きなものが2つあります。
とにかく体が資本。
しっかりとケアしながら精進したいと思います。

本年もご愛読ありがとうございました。
来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

中村昌弘 拝
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  1. 2014/12/31(水) 22:12:40|
  2. 考えごと(能楽)|
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