なので祖父のお見舞いに行ってきました。
藤野までどれだけ時間がかかることやら、と思ったら1時間半かからないで着きました(途中相模湖駅で通過待ちに10分もかかったのはちとびっくりしましたが)。
駅を降りてみると遠くへきたな~という感じ。
なぜかまん前にベイスターズショップなるものがありました。
一応神奈川県内ではあるのだけど違和感ありあり。
送迎バスに乗り15分ほどで病院に到着。
この前来たときに母が面会手続きするのを見ていたので、そこまでは無難にいったのですが、いざ病室に行こうとするとエレベーターが動きません。
職員さんに聞いてみると暗号式になっているのだそうで。
よくよく見ると、面会票のところに操作の仕方を書いた紙が置いてありました。
なんだよ~、意味ないじゃん!と一瞬思ったのですが、たぶん徘徊対策なんでしょうね。
病室に着いたのはちょうど12時。
午前中は寝てることが多いのだそうですが、今日は起きていました。
でも起きていたというより、眼を開けていたというほうが正確かもしれません。
僕が視界に入るとすぐに何かしゃべり出しました。
入れ歯が入ってないのでよく聞き取れないことが多いのですが、単語の中に母の名前が出てきたので今日は僕が誰だかわかるのかな?と思ったらそうはいきません。
なにやらですます調でしゃべっていて、単語を拾うと、
「荻窪署」「逮捕」「スパイ」「警視庁」
など。
話をつなげると、祖父がかつて勤めていた警視庁荻窪署のなかにスパイが入り混んでいて、それをなんとかひっ捕らえようとしている。
そして僕は署長らしく、早く手を打つべきだと進言しているようなのです。
副社長の次は警察署長さんか~、エライなぁ僕は(笑)
ちなみに本池上署の署長さんならときどき似てるっていわれるんですけどねぇ。
僕が物心ついたときはもう退職していたので当時の仕事ぶりはわからないのですが、話しているうちときおり興奮した口調になって、
「このままでは警視庁の恥です!」
なんて言ったりしていました。
祖父の性格は、孫の目線なので限定的だとは思いますが、結構僕に隔世遺伝されているような気がします。
子供好きなところとか、マメなところとか(僕の場合オッチョコチョイを併せ持つマメですが…)。
僕にはわかりませんでしたが、母曰く、結構頑固なところもあったらしいし、直情的な部分もあったようです。
その辺、やはり僕も同じ。
友人から「アイツは何考えてだかわかんない」とか「顔にシマリがない」と言われることのほうが多いのですが、「お前は直情型だ」と言われたこともあります。
(いや、これを総合するとただ単に危ないヤツのような気もするのだけど…)
そうそう、今回試しに僕が小さい頃祖父と一緒に映っている写真を持っていってみました。
しばらくじっと見ていましたが、
「コイツは裏にすんでるヤツだ」
と自分を指して言って、パジャマの胸の辺りを探りながら、
「警察手帳にメモがあるから取ってくれ」
だって。
なんだか聞き込み捜査してるみたいでいた(笑)
1時間ほどいて帰ろうとすると、
「僕が車で送りますよ」
なんて言ってくれました。
嬉しいけどそれはちょっと危ないなぁ。
電車で帰るから大丈夫と言うと今度は、
「じゃあ、自転車で」
って、それはいくらなんでも厳しいよー。
帰り隣にある温泉に寄りました。
東尾垂の湯というのだそうです。
平日の昼間とあって人もまばらでゆったり。
当然ながら僕くらいの人はおらず、おじいさんばっかり。
いやー贅沢~♪と浸りながらも、ちょっとお天道様に申し訳ないような気も。
でもこれから忙しくなるから、休めるときはしっかり体を休めておくのも仕事の一環。
そう思ってたっぷり堪能してきましたが、帰りの電車は眠くて眠くてあんまり暗誦がはかどりませんでした。。。
それじゃ、また来るね。
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