祖父は入院中のため残念ながら出席できませんでしたが、7回忌以来で三女にあたる叔母夫婦に会いました。
お寺ではまず読経。
ここの住職さん、なかなかお話の上手い方。
1周忌のときに「あの世というのはそれは居心地のいいところらしいですねぇ。だって今までに帰ってきた方はいませんから」なんて話していました。
なるほどそういうものの言い方があるんだなー、と思ったことをよく覚えています。
読経が終わり外に出ると、年老いて足が不自由そうな猫がいました。
猫にはあまり見慣れないグレーと白の毛並みをしていて「なんか妙だな」という感じを受けました。
水を汲んでお墓に向かおうとすると後をゆっくりとついてきます。
こちらが止まれば立ち止まり、動くとまたゆっくり歩いてきます。
お墓は丘の中腹にあり、その猫は階段は上れないのか下にいてそのまま見ていました。
別にどうということもないのですが、なんとなしに不思議な感覚を覚えていて、後で聞くと妹も同じように思っていたそうです。
1周忌のときにもちょっと変わったことがありました。
墓前で祖母の話をしていたところ風は全くないのに急に卒塔婆がカタカタと揺れだしたのです。
偶然位置がずれただけなのかもしれませんが、そんなことも今日のこの感覚に起因しているのかもしれません。
帰りがけ友人から電話が入り夕食を食べに行くことになりました。
行き先はモンゴル料理遊牧民というお店。
以前にも書いたかもしれませんが、彼とは小中高、大学のバイトと実に長い付き合いで、大学あたりから各国料理ツアーというものを開催しています。
今回が、えーと15軒目…くらいかな。
ともかく珍しそうな店があれば行ってみようということにしています。
店内はパオ(だったっけ?)チックな天井で薄暗い感じ。
店主のおばちゃん1人で切り盛りしていました。
まず飲み物からオーダーすると、馬乳酒もモンゴルビールも品切れ。
出端を挫かれた感はありましたが、アルヒというモンゴルウォッカのヨーグルト割りを注文。
あんまりアルコールっぽくなく飲むヨーグルトライトみたいな味でした。
料理は羊の肉を中心としたメニュー。
中でもモンゴルの茶と牛乳で煮たプチギョーザというのは食べたことがない風味。
でもスイスイと食べきってしまいました。
路地1本入ったところにあるこのお店は、下北沢とは思えない静かな雰囲気。
19時に入店し、23時までのーんびりだべってました。
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