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駆け出し能楽師の奮闘記
敷居が高いと思われがちな能楽の世界を、能とは関係のない家から飛び込んだ私・中村昌弘の奮闘を通じて少しでも身近に感じていただけたらと思います。

手帳紛失

先々週から手帳がみつかりません。
出稽古先に置いてきたのだろうと思っていたのですが、先週土曜日に行ってみるとどこにもなく、なくしたと思われる日に立ち寄ったすべての場所に問い合わせてみたのですが結局発見できませんでした。。。

能楽師は仕事をするのにその都度契約書を取り交わすということはなく、いついつ空いてますか?みたいな感じで手帳を見て決めます。
(もっとも僕みたいなヒヨッコの場合は必ず師匠の許可はいただきますが)
会が近くなると、パンフレットや申し合わせなどの通知が郵送されてくるにはくるのですが、そのときまでまたないといけないというのでは困ってしまうわけで。
明日師匠にお尋ねして、代わりの手帳にスケジュールを書き込もうと思います。


さて今日は夕方国立での稽古。
笛だけだったので早く帰れると思い、炊飯器のタイマーをセットして出発。
2番目に稽古室に入り、盤渉序ノ舞を見ていただきました。
吹き始めるとミスに気づきました。
下唇がリップクリームで滑って吹きにくいのです。
笛が安定せず息が絶え絶えでしたが、かなり甘い採点でパスとなりました。

さ、これでおしまいと控え室に向かうと、いつも謡わせていただいている小鼓の先生が、
「頼みがある」
と。
お子さんが今度、「田村」の独鼓(謡と鼓が1対1である部分を演奏する上演形式)を金春流相手でされるそうで、その稽古のために謡ってほしいということでした。
それなら喜んで!ということでお相手を勤めさせてもらいました。
お子さんはまだ小学校低学年くらいで、構えた鼓がすごく大きく見えます。
ちなみに子供用というのはあるそうなのですが、先生曰く音が良くないのだそうで。
僕よりも安定した音をずっと出していて、小っちゃくてもやっぱり鼓の家の子なんだな~と思いながら謡っていました。

その後もう1人研究生相手で謡わせていただきました。
控え室に戻るともう19時半。
夕飯は外で研究生仲間と一緒に食べて帰りました。



家に着くと、おいしそうに炊き上がったご飯が僕を出迎えてくれました。。。
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  1. 2006/05/29(月) 23:05:03|
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