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終わっちゃった…。 

終わっちゃいましたね、夏の甲子園。
なんだか淋しいな…。

今年は久しぶりによく見ました。
時間があったというのもありますが、終盤大逆転のゲームが多く引き込まれてついつい見入ってしまったのが多かったからだと思います。

その集大成としての今日の再試合も見事。
野獣の目をした駒大のエースと、メディアからハンカチの王子様と名づけられた早実のエース。
最後の打席がこの両エースの対決となったのも何かの因縁のようでした。

しかしあの王子様はカッコええー。
帰ったらMMK(死語)だろーなー。
朴訥な感じで取材に答える感じも真面目そうでいい。
でも、今日の熱闘甲子園のワンシーンで見てしまったのですが、あんまり大笑いしすぎるとなぜかガナルカナル・タカに似てしまうのね…。

それはそうと早実の勝利の大きな要因は駒大の4番を完全に抑えたことがあったと思います。
でも逆に抑えれた側としてはこれほど悔しいことはなかったでしょう。
キャプテンでもあった彼がダグアウト前でひときわ大粒の涙を流して早実の校歌を聞いていたのが印象的でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

僕も高校時代人目をはばからず泣いてしまったことがありました。
2度、いずれも部活がらみ。
野球部ではなく剣道部。
それも都立の別に目だって強いというわけではない、いや弱小といったほうが近い部でした。
涙の原因は自分の不甲斐なさに思わずこみ上げてきたしまった、というもの。
苦いものでしたが、得がたい経験もしました。

新チームになったとき僕は副部長でしたが、部長が顧問とそりが合わず途中で退部。
繰上げで僕が部長となりました。
僕は幼い頃から喘息を患っていて、意外に思われることが多いのですが実は非常に体が弱いのです。
特に環境が変わるとそれがテキメンにあらわれ、小中学校から高校1年まで合宿というものでは必ず途中で体調を崩してダウンというのがいつものパターンでした。
でもこの年の合宿はなんとしても自分が頑張らなくては!という想いで生涯初めて最後まで乗り切ることができました。
そして迎えた夏明けの大会。
1回戦は体がガチガチで引き分けでしたが、それでも何かいける!という感覚がありました。
そして2回戦。
相手は前年度優勝の強豪校です。
腕は丸太のようだし、今までの僕ならもうこの時点で勝負を投げていたと思います。
でも合宿を乗り切ったという自信からか、早く試合をやりたいという気持ちが強かったのをよく覚えています。

先鋒の2年生は引き分け。
顧問の先生から「ポイントゲッターだ」と次鋒を任されていました。
相手はなんだかわからない都立校だとナメてかかっているようで面がねの中からにらみを利かせてきます。
最初からガンガン攻めてきますが、不思議なくらい動きが見えていました。

試合時間4分のうち3分近くまわったころ。
相手が遠間から思い切って飛び込んできました。
瞬間竹刀を返し、手ごたえとともに相手の右後方へ抜けていました。
生涯で一番綺麗な面返し胴が決まりました。
その後、取り返すべく猛然と攻め込んできましたが、僕もなんとかもう1本決めて後を楽にできたらと必死に応戦。
結局そのままタイムアップを向かえ1本勝ちとなりました。

チームは残念ながらあと一歩及ばず負けてしまいましたが、この試合はその後の僕に大きな影響を与えてくれるものでした。
至極シンプルなことですが
「やればできる」
ということ。

僕がときどきバカみたいな稽古するのはこのときの経験が大きいのだと思います。
誰しもが認めるような才能があれば話は別ですが、残念ながら僕にはない。
舞台の緊張感に負けない自信をつくるには厳しい稽古という以外にないのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

すぐそこまで来ていた勝利がスルスルと零れ落ちてしまい、グラウンド上で泣き崩れている選手たちがたくさんいました。
そんな姿を見ていると青春時代のあのほろ苦い感覚が鮮やかによみがえってきて何度か胸を熱くしてしまいました。

終わっちゃった…。

さーて、さし当たって次は「加茂」
悔いのない舞台に出来るように稽古に励みますっ。
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コメント

やればできる。


それが真理であるかは難しいところだと思いますが、シンプルでとてもいい思想ですね。
時々、それを心に呼び起こせたら素敵だろうと思います。

次舞台もがんばってください。

ichimatsu #- | URL
2006/08/23 00:51 * edit *

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

# | 
2006/08/23 22:31 * edit *

ichimatsuさま
「やればできる」って確かに真理とは言いがたい部分がありますよね。
精神論的というか。
「やらねばできない」のほうが真理には近いかもしれません。

プロの世界で生きている以上、やったら必ずできるというほど甘くはないということはなんとなく感じています。
ときどき舞台でも血の力みたいなものを感じて愕然としてしまうときも正直なところあります。
でもまだ僕は若い。
体が十分に動くうちは、できないことは才能がないということではなく努力が足りないと、ある意味ポジティブに考えて突き進んでいきたいと思っています。

ご声援有り難うございます。
次の舞台もがんばりますっ!!

五星 #- | URL
2006/08/24 00:24 * edit *

勝負の世界では舞台に上がれない人も必ず出てきてしまいますよね。
悔しい気持ちを抑えてその舞台上の人に少しでも力を与えようとする姿、そしてそれを受け止めるスポットライトを浴びている人。
きれいごとじゃなくてそういうのって本当に強い力になっているんですね。

一緒に笑って一緒に泣く姿。
それも甲子園の花なのだと、コメントを拝見させていただいて改めて感じました。

コメント有り難うございました!

五星 #- | URL
2006/08/24 00:36 * edit *

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