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鵜祭 

渋谷のセルリアンタワー能楽堂で催し。
珍しい2部構成で、「鵜祭」「国栖」の順です。

まず「国栖」の舟を完成させなくてはいけません。
大方出来上がっているので、あとは引廻しをチクチク細かく縫っていきます。
この前「道成寺」で鐘を縫ったので外科縫いも上達してきたな♪と悦に入っていると、先輩が
「これ、表まで貫通してんじゃん」と。
ひゃー、いくら裏側が上手くできたつもりがこれじゃ元も子もありません。
さすが歩くおっちょこちょい。
我ながら見事です…。

でも時間が充分あったから笑い事で済まされましたが、切迫した状況でやったりしたらえらいことになってました。
どんな世界でもそうでしょうが、当たり前のことを当たり前にやるというのは非常に大事なことです。
このおっちょこちょいさは能楽師には無用なのですが…。

簡単に「鵜祭」のあらすじ。
能登の国、気多(けた)明神に勅使が赴くと、雪の中歩いている女の一行に出会いこの神社の由来を聞く。あまりに詳しく語るのを不審に思って名を尋ねると、自分は神であるとほのめかして女は消えてしまう。やがて八尋玉殿(はちじんぎょくでん)の神と気多明神が現れ勅使のために舞楽を奏する(楽の相舞)。その後、鵜を生贄とする神事を見せたのであった。

会の最初に解説がありました。
豊臣秀吉と同時代の金春宗家である金春安照(太夫といったほうが正確か?)がこの曲についての記述を残していて、ツレは4人出ていたそうです。
また後シテは悪尉にして男の神の姿でもよいのだそうです。
この神様は軍神という側面もあるそうでその方が趣旨には沿うようですが、ビジュアル的な点から現行の形に移行していったのでしょうか。
ちなみにシテとツレが相舞するというのはよくあるパターンですが、女姿がシテ男姿がツレというのはこの曲だけだそうです。
なるほど楽の相舞は「富士山」「源太夫」などもそうですが、いずれも男がシテです。

この曲上演時間は100分ほどかかる長い曲ですが、後半は華やかで見ていてなかなか面白かったです。
一畳台が大小前に2つ並んで出るので舞うのは大変そうですが、相舞も親子だけあって息がよく合ってらっしゃいましたし、鵜の役である子方も可愛らしかったです。
子方は早笛で出てきて舞働を舞い、キリの途中で幕に入ります。
ちなみに生贄なんていうと悲劇的な響きに聞こえますが、脇能ですのでそんなことはなく、目出度くまとめてあります。
出番は短いですが、詞章的にも無邪気な感じがよく合うところですし、子方がこの曲で一番オイシイ役柄かもしれません。
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コメント

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# | 
2006/09/04 23:02 * edit *

僕も正直このおっちょこちょいさが嫌いじゃない部分があるんですよね。。。
でもハンカチ王子じゃないけど、楽屋や舞台ではそういうものは不要。
能楽モードに入ったらもっとクールになれればいいんですが…、無理かなぁ。。。

五星 #lVShtGQM | URL
2006/09/06 00:40 * edit *

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