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45年 

今日は先輩とそのお母様である女流の先生ご社中の発表会。
会発足45周年記念大会ということで能3番、舞囃子12番という非常に大きな会でした。

会の始まる1時間前、9時ちょい前に到着。
(国立能楽堂は10時開演の場合、9時からしか楽屋が開かないことになっているのです。今日は少し早めに開いたようですが)
玄関でカメラマンの方に昨日の「黒塚」の写真をいただきました。
実はこの方、今日の会主である先輩のお父様、先生のご主人にあたる方なのですが、流儀のカメラマンとして活躍されているのです。
写真はわくかせを繰るシーン2枚。
後で師匠にお見せしたところ、
「おっ、いい………装束だねぇ(笑)」と。
ちなみに装束は先生の御宅のものです。

その後あくせくと準備。
僕は最初の能「鶴亀」に使う引き立て大宮の組み立て作業へ。
まず屋根の部分から。
金春流の場合、竹の骨組みに赤棒地(赤の包帯状の布)を巻きますが(流儀によっては紅入の段棒地を巻くようです)、これは予め申し合わせのときに済ませておいたので、縁に紅入の段棒地(赤が入った縞の包帯状の布)をかけていきます。
高い位置にあるのでお客さまからはあまり目立たないかもしれませんが、これ結構骨が折れます。
作業自体は単純で上から下へ、あるいは下から上へと周りをぐるりとまわしていけばいいだけなのですが、一つまちがえるとそこまで全部やり直し。
一周するとまずぴったりとはいかず、棒地が余ってしまうのでこれをうまく処理しなければなりません。
切っちゃえばいいじゃん!…て、確かに手っ取り早いのですがそうはいきません。
折り返したり縫い付けたりあれこれ工夫して目立たないように処理します。
ここまではひとりでやるしかないので、頭をひねりながら黙々と進めます。

次に屋根衣(やねぎぬ)掛け。
屋根の上に乗せる赤い布をこの骨組みにくっつけるのです。
布のほうがサイズが大きいので四辺を折り返して糸留めします。
ここからは人手が掛けられるので比較的スイスイ進みます。
これに四本柱を白棒地で巻いていって、ある程度動くようにくっつけて完成です。

これを作ったり着物を着付けたりしているうち、あっという間に開演時間。
連吟、独調のあと5歳になる先輩の娘さんの初舞台(こう書くと先輩が5歳みたいだけどそう思う方はいないですよね…)。
ちっちゃなお嬢さんが紋付袴で切戸から出てくるだけで、見ている人みんなの頬が自然と緩んでしまいます。
仕舞「西王母」、大きな声で謡ってしっかり舞ってとーーーっても立派!
拍手喝采でしたっ。


さてそれから僕は仕舞数番、舞囃子3番、能2番地謡を勤めさせていただきました。
ひとつひとつ書いていきたいところですが、長くなってしまうので能のみ。

最初は作り物を担当した「鶴亀」。
シテをされた方はもう堂々たるもので、危なげない皇帝でした。
僕は以前にも書きましたが、この曲でツレの亀を舞わせてもらったことがあります。
同じくツレの鶴と相舞するわけですが、悔しいかな今日のお2人のほうがよく揃っていました。
さすが高校から(中学から?)の同級生、息ぴったりです。
ちなみに今回は直面でした。
お2人とも成人されているので子方というにはさすがに無理がありますが(子方は面をつけません)、花も恥らう乙女、このほうが華やかです。
ちなみに僕がやったときは面着用。
視界が狭かったため合わなかったわけで…、ってそれでも合わせるのがプロなのですが。。。

次は「経政」
短い曲ですが出てきたら動きっぱなしな感じ。
終演後の打ち上げの際、年齢をカミングアウトされてましたが、実に若々しいハツラツとした舞台でした。
地謡も変化に富んで面白いのですが、楽しく謡わせてもらいました。

最後は半能「石橋古式
獅子という重い習いのある曲で、僕はまだ披いていません。
地謡にはついてなかったのですが作り物の出し入れをする役目(台後見)になっていました。
ノーマルな「石橋」は獅子一体ですが、古式の小書がつくと白獅子・赤獅子と2体登場します。
通常獅子口という能面を掛けますが、今回は「望月」風(扇なし)の覆面を着用していました。
こちらも勤められたのはうら若き女性の方、それもご姉妹でした。
このブログをご覧になっているかもしれないのでというわけではなく正直、覆面するとせっかくの綺麗なお顔が隠れちゃって勿体ないなーと思いながら装束づけのお手伝いをしていました。
そう思ったのはやはり僕だけではなかったようで、お2人の師匠である先生も「覆面なくていいわねぇ」と鏡の間で仰ってました。

舞台のほうも実に見事。
キリになったら舞台に出ないといけないのでその準備で残念ながら全部は拝見できませんでしたが、実に切れ味鋭い舞。
申し合わせのときは全部じっくり拝見したのですが、見入っちゃいました。
僕もいずれ披くことになりますが、「あのときのほうがよかったなぁ」と言われそうでちょっと怖いくらいでした。。。

終演は17時半。
動きっぱなしでしたが意外と体はラク。
でも終わってから昨日の疲れとあわせて一気にぐったりきました。
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