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「清経」ツレの型 

午後、研究会。
最初は女性の「清経」
今までツレか地謡かどちらかを必ずやらせていただいていたので、正面から見たのはこれが初めてでした。

この曲のツレの型には2つのパターンがあります。
ワキから形見の守袋を渡されるのですが、この扱い方が異なるのです。
1つは「うさにぞ返すもとの社へと」の謡のあと守袋を置いてしまう(あとで地謡が取っておく)方法。
これは謡と型が合った感じになります。
もう1つはこのあともしばらく持っていて、三ノ同「げにや形見こそ、なかなか憂けれこれなくは」と形見を見てから置く方法。
これだと返したはずの形見をまだ持っているのでちょっと謡とはズレているような感じはするのですが、この形見を見る型がちょっとイイのです。

古い型付けには後者のほうが記されているらしく、以前は守袋のほかにもうひとつ小道具を使ってそちらを途中で置いていたとかいないとか聞いたことがあるのですが、そのあたりはっきりとはわかりません。
今は理屈にあった感じの前者でやるパターンが多いようです。
今度僕がツレをやるときはどちらにするか検討中ですが(僕が決めるというよりシテが決めることなのですけど)、今日は前者の型でした。

その後舞囃子「淡路」半能「車僧」の地謡。
この「淡路」という曲、〝急ノ舞〟という舞が入ります。
読んで字の如く非常にスピードの速い舞です。
この曲のほかにも「道成寺」「紅葉狩」(「紅葉狩」は中ノ舞の途中から変わります)にありますが、いずれも大小物(太鼓が入らないこと)で、太鼓が入るのは〝金春流謡曲名寄〟を見ているとこの曲のみのようです。

感想。
速いです。
ご覧になりたい方は30日に東海大学に来ていただくか(入場無料)、来年秋の定例能にお越し下さい(宣伝)。
あまりご覧になる機会はないと思いますのでゼヒ!

ちなみに調べてみたら6年前に謡っているのですが、まだ右も左もなーんもわからない頃。
とにかく覚えるのが大変だったという印象だけはあるのですが、詞章の記憶はさっぱり。
今回謡ってみるとこの謡った「源太夫」と同じく三ツオクリなんていう珍しいものが。
他にも拍子当りのややこしいところがいろいろと。
今日、2箇所思いっきり外しちゃった…。
明日も謡うので今度はちゃんとせにゃ!

「車僧」もそう近いとはいえない曲です。
4年前に一度能があったのですがそのときは副後見だったので地謡は初めて。
気合入れて謡っていたら最後のほう声が裏返りそうになってしまいました。
実は明日この曲の地頭をやらせていただくことになってます。
頑張るぞー!
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コメント

「清経」見ました。

こんにちは。

観世流ですが「清経」を見ました。
ツレの方は前者でした。
この「清経」とてもよかったです。
今まで見たものの中で、My Bestは「田村」でしたが、それが「清経」に変わる勢いです!

“愛”を感じました!

santamarico #- | URL
2006/10/16 00:55 * edit *

やはり能楽界全体として、文意にそう方が主流なんでしょうかね。
僕も今月末、お客さまに何かを残せるツレを勤められたらと思います。

五星 #lVShtGQM | URL
2006/10/16 19:17 * edit *

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