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駆け出し能楽師の奮闘記
敷居が高いと思われがちな能楽の世界を、能とは関係のない家から飛び込んだ私・中村昌弘の奮闘を通じて少しでも身近に感じていただけたらと思います。

宣戦布告

事務所で諸々の会議があった後、夜研究会。
まず「胡蝶」を舞いました。
大きな破綻はなかったと思いますが、まだおぼつかない感じ。
謡もごく少ないものでしたが我ながらちょっと元気がない。
一生のお願い!!ってのがかなったのだからもっと嬉しそうに謡っていいんじゃないかと思います。
舞はどうも一本調子。
途中破ノ舞が入ったり周りがムードを上げてくれているのに、舞自体が全然テンポアップしてないなというのが感じられます。
これは舞い込んで自分で流れの感覚を掴んでいくしかないと思います。

その後は地謡。
「鵜飼」「高砂」「安宅」と謡いました。
「安宅」は落第点。。。
〝曲水〟が〝菊水〟になっちゃったりポロポロと怪しいところが。
来週本番なのでもうひと頑張り…いや三頑張りくらい必要です。


終わってから今年最後の研究会ということで師匠・先輩と居酒屋へ。
あっつい話大好きな方々なので僕もすっかりのめりこんでしまいました。

帰り道酔った勢いもあり、一緒に帰った先輩に、
「僕のライバルは同い年のときの師匠ですが、現実的なところでは先輩です」
と。
「テメー何生意気言ってんだよ、オラ!!」
と怒られてもおかしくないところですが、
「いーよそういうの好きだから。光栄です(笑)」
なんて。
そういう風に言えるってことはまだまだ余裕があるからってことでしょう。
じゃお言葉に甘えてガンガン行きますからね!!
今に「こいつ~」と言わせて見せますからねっ。

でも、
僕のどうしようもない生意気な発言をそう受け止めていただいて本当にありがたく幸せに思っています。
感謝の気持ちは脅かすほどの実力をつけることで返しますから!
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  1. 2006/12/14(木) 23:53:08|
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