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目指すべきところ 

日付変わって昨日の出来事。

朝5時45分に起床。
目覚ましは6時にセットしておきましたが、神経が昂ぶっているのかパチッと目が覚めてしまいました。
某囃子方人間国宝の先生監修による稽古会でした。

会は9時スタート。
僕の出番は舞囃子「唐船」のシテと「高砂」の地謡、「芦刈」の地頭でした。
緊張感の中で舞い謡うと、普段の稽古では見えないアラがばっと出てしまいます。

「唐船」の舞は〝楽〟
最も足拍子の多い舞事です。
充分に舞い込んだ上、月火と研修舞台でもしっかり舞ったので磐石!というつもりでしたが、やはりこうした状況下で舞うと体のバランスに微妙な狂いが生じてくるのがわかります。
そんな緊張を感じながらも、舞っているとだんだん気持ちよくなってくるから不思議。
まだまだ技術も未熟で、所詮この感覚は自己満足的なものであることはよ~~~くわかっていますが、でもね、自分で楽しいって思えることがときがないとなんにせよ物事は続かない。
大事なのはその快感をより強く感じようとする欲求なんでは、と。
ちょっとエラそうではありますが。。。

と、予定されていた曲はこれだけだったのですが、他流の寸法で番囃子(謡と囃子だけで全曲通すこと)が数番ありました。
そのひとつに「加茂」があったのですが、前場が終わった段階で、先生が、
「舞え」
出来ません、とは言えません。
シテ方である以上、まして前もって曲がわかっている以上なんとかしなければなりません。
出羽以降金春流の寸法にしていただいて(たぶん囃子方も相当びびったと思いますが)、とにかくなんとか絶句せずに謡い、舞い切らなきゃと今までの記憶をフル稼働して、、、褒められる出来では到底ないけどなんとか囃子方に迷惑を掛けない程度にはなりました。

でも、こういうのって本当の実力が試されるところですよね。。。
「加茂」のツレは実際勤めたことはありませんが、何度かは確実に見ているのです。
昔は「芸は盗むもの」と言われていました。
もちろん今でもそれは十二分にありますが、かつてはまーったく知らないものでも一度見て全部覚えろというくらいのレベルだったそうです(師匠も乱拍子は教わる前に全部舞えたのだとか)。
そういう点ではまだまだ僕は甘い。
そう思い知らされた一日でした。



ちなみに今日の稽古会で最年少は高校3年生。
僕とは一回り近く違うのですが、同じ舞台で同じ、いやそれよりも厳しい稽古を積んでいるわけです。
僕が同じ歳のときなんかまだ能楽師になるということすら決まっていなかった。
彼が今の僕の歳になる頃には恐ろしいほどの実力を身につけてるんだろうなと楽しみのような一方で恐ろしいような感じがします。
そんな彼は来年僕のシテ「小鍛冶」を打ってもらうことになっています。
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コメント

実となる稽古が積めて、充実した一日でしたね。
貴方の地道な努力が、何れ舞台で花開くことで
しょう。応援しています。

能楽兎者 #- | URL
2007/08/02 05:47 * edit *

いつか花開かせられるようこれからも頑張ります!
有り難うございます。

五星 #lVShtGQM | URL
2007/08/02 22:06 * edit *

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