05 // 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30. // 07

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[edit]

tb: -- | cm: --

泣かせる舞台 

さて今日は先日申し合わせをした舞台の本番。
曲目は「生田」「竜田」「殺生石」の三番でどれも作り物が出ます。
でも予め「生田」の藁屋は申し合わせのときに作っておき、「殺生石」の石は国立は出来上がったものがあるのでてんやわんやというほどではありませんでしたが、「竜田」の宮を作ったり開演前諸々バタバタとやっていました。

今回の作り物は前2曲が引き廻しといわれる布を掛けた状態で舞台に出します。
このように似た作り物が出ると、この引き廻しの色も被らないよう注意しなくてはなりません。
「殺生石」は既に紺色でできているのでこれを避け、シテの要望を聞きながら今日は「生田」が萌黄、「竜田」が紫のものになりました。

さてまず「生田」。
始まる前ワキ方から「子方、稚児じゃないの?」と聞かれました。
他流のを拝見したことがないので、角帽子に数珠を持ったちいちゃなお坊さん姿しか知らなかったのですが、なるほどそういう演出もあるんですねぇ。

その小さなお坊さんが幕から出てくるとお客さまの目は完全に釘付けです。
さすがに舞台上ではまじまじと見るわけにいかないので、みんな目を動かさず視界の端で追うような感じ…だったと思います。
子方が亡き父敦盛に夢でもいいから会いたいと健気な願いを口にすると、脇正に座っていたご婦人のご様子が…。
涙が止まらなくなってしまったようで、しきりに目を拭っておられるではありませんか。
うーむ、子方初舞台で泣かせる謡を謡うとはスゴイ!

最後まで見事に舞台を勤めて無事終了。
幕に帰るときもすごく丁寧にしずしず歩いていて、終わったあとそのことを本人に聞いてみたら、
「おばあちゃん(シテ)に追いついちゃいけないと思ったから、ゆっくり歩いてみたりいろんな歩き方してみた」
とのこと。
ほんと、落ち着いてるなぁー!

藁屋の解体をしているとすぐに次の予鈴。
「竜田」は約90分。
初番は短かったとはいえあわせてゆうに2時間以上座っていたことになりますが、今日は割と余裕がありました。
食堂がいつものおじちゃんじゃなくて、茶碗で(普段はどんぶり)ご飯よそってくれたせいだな、たぶん。

トメは非番だったのですが、〝石押さえ係〟の片側を仰せつかってクセのあと舞台へ。
要は作り物中での物着(着替え)をする際に作り物が倒れないように押さえておくだけなのですが、爪立てで(仕舞はじめの座り方)十数分座っているのは案外大変でした。

物着が終わり切戸に引こうとすると、あれ?
切戸前にワキが使った払子が。
実はこの曲、能で見るのは初めて。
コレ、ここにあるってことは引いていいのか?と思ったのですがなにぶん自信がなかったのでそのままに。
でも冷静に考えればもう使わないはず。
師匠のお父様にもお聞きしたところ、やはり引いていい物でした。
とはいえ中途半端に出て行くこともできないので、結局石を引くときにその影で引きました。

こういうことは申し合わせではやらないので実際に舞台になってみないとわかりません。
やはり舞台に勝る勉強はありません。
スポンサーサイト

カテゴリ: 舞台

テーマ: 能楽 - ジャンル: 学問・文化・芸術

[edit]

« 今週は  |  まなざし »

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://kakedashino.blog11.fc2.com/tb.php/540-3dc67f4f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

カレンダー

RSSフィード

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

カウンター

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。