06 // 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. // 08

今週は 

ご無沙汰しておりました。
ちゃんと生きてます(笑)

忙しいことも確かにあったのですが、ここ数週間休みがなく空いた時間はボケーっとしてしまうことが多くなり更新が滞ってしまいました。
この間ご訪問いただきました方、申し訳ありません。

さて振り返ってみますと、今週も月曜から金曜まで国立通い詰めでした。
多くは稽古や講義(小鼓×1、大鼓×1、太鼓×2、講義×1)でしたが、舞台も1つ。
他は出稽古、研究会がありました。


さて、こう溜め込んでしまうと何から書いてよいものやらわからなくなってしまいますが、今週一番心に懸かっていたのが「葵上」
今月末このツレのお役をいただいていて、研究会でやらせていただきました。
数年前に一度勤めたことがあるので謡は頭に入っていましたが、結果は…。
翌日にあった稽古でも師匠から相当に課題をいただきました。

この曲のツレはシテ六条御息所の生霊を呼び寄せる巫女。
最初に梓の弓を引き(舞台では大小で表現します)、呪文(でいいのかな?)を唱えます。
重くなりすぎてもダメ、軽くてもダメ、それでもってちょっと怪しげな雰囲気がでないといけないという謡です。

この役、最初に出てきて座り、途中ばっと立ち、また最後まで座っていないといけないので、最初に勤めたときはとにかく立て!というのが至上命題で、周りの期待度としては謡はちゃんと間違えないで謡えばよし(が、本番間違えてしまったのですけど…)という感じだったのですが、今度はそうはいきません。

課題は明確に見えているのですが、それを克服する術はなかなか見えてきません。
自分なりにいろいろな謡い方をしてみたりしたのですが、変な体勢で謡ったためか首が痛くなってしまいました。
30日が本番なので、とにかくその日には結果を出さねばなりません。
苦悩の日々は続きます。。。


その研究会の日の夜、舞台がありました。
囃子方主催の会で、舞囃子「三輪」「藤戸」の地謡でした。
2番とも地頭は師匠でしたが、かなーり濃いものでした。
合わせて30分ちょっとくらいだったと思いますが、終わってどっと疲れました。。。

この日の番組の最後に能「井筒」がありました。
シテは現代能楽界で名手と名高い友枝昭世師。
実は過去にも一度、師の「井筒」を拝見したことがあります。
正直なところそれまでこの曲ってあんまり好きじゃありませんでした。
数あるなかでも名曲と言われ、確かに謡はキレイだけど、なんだか業平サマ、好き好きすきー!ばっかしでちょっと単調なんじゃ?なんて思っていました、エラそうにも。
が、拝見するとその思いは一変。
この曲は「見れば懐かしや」のこの場面のためだけにそれまでの100分ほどの時間を積み重ねてきているんだ、と強烈に感じました。
終わってもしばらく立てないような衝撃を受けたのを今でもよく覚えています。

見所が満席だったので地裏で拝見したのですが、やはり素晴らしい舞台でした。
前半の動きのない部分では微動だにせず磐石な姿勢で、僅かに動けばそこに景色がありありと描かれるよう。
後場、例のクライマックスのシーンはそれまでの抑制が一気に開放され、なんだかとても切なくなってしまい、気がつけばちょっと涙してしまいました。

「井筒」という曲を美しく舞うということは、能楽師にとって生涯をかけるべき課題であるといっても過言ではないでしょう。
僕もあと10年後くらいには挑まねばならないときがやってくると思います。
今からこんなことを言ってはなんですが、たぶん一度目は木っ端微塵に打ち負かされてしまうことでしょう。
でも生涯一度は、金春流らしい「井筒」を、自分が納得いくよう勤めることができたらと思います。
スポンサーサイト

カテゴリ: 稽古

テーマ: 能楽 - ジャンル: 学問・文化・芸術

[edit]

« 芝居な一日  |  泣かせる舞台 »

コメント

葵上のお稽古、グレードアップですね。

能という物は、ただキッチリやれば良いのではなくて、何か漂うものがなくては、研鑽会・養成会に終ってしまいます。余裕・遊びを持てるようにするのは至難の業。一生かけて、60歳が目標です。ともかく、稽古のグレードアップには、そのような図々しさも必要な要素です。

安明 #lRLProEs | URL
2007/09/16 06:21 * edit *

当日結果を出せるよう、稽古に励みます!

五星 #lVShtGQM | URL
2007/09/17 05:59 * edit *

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://kakedashino.blog11.fc2.com/tb.php/541-74ffe940
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

カレンダー

RSSフィード

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

カウンター