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一角仙人 葵上 

週末舞台が続いていました。


土曜日は国立で「一角仙人」
先日能楽史で触れた曲です。

あまり上演回数が多い曲ではなく、僕は2度目。
調べてみると5年前に一度地謡謡っているはずなのですが、記憶がさっぱり。
上演時間も1時間ほど、地謡の量も決して多くはないのですが覚えるのはちょっと骨でした。。。

この曲変わった点が。
まず作り物が3つ出ます。
一畳台、岩、藁屋(塚でもいいらしいです)。
他に3点でるのは「石橋 群勢、あとはぱっと思い浮かびません。
なので通常国立主催公演のときには楽屋働キは2人なのですが、今回はこれらの出し入れのため5人でした。

もうひとつ。
最後竜神が2体出てくるのですが、これが最初に作り置かれた岩から飛び出してきます。
このあたりいろいろな演出方法があるのですが、今回は子方2人で2人とも岩の中に入っているというパターンでした。
大人がやることもあり、その場合は2人入ると窮屈なので、1人は岩、1人は幕となることもあります。

子方クンたちは今回が初めての舞台だったそうで、弟くん(兄弟なのです)は興奮して前の晩なかなか寝付かなかったそうです(お母様談)。
最初一畳台に岩を乗せるときどうやら足が見えてしまったようで、脇正のお客さまから「足、足」という声がちらほらと聞こえましたが、ご愛嬌ということでご勘弁のほどを。

終わったあとの子方クンたち。
どうやらお兄ちゃんが作り物の中でウトウトしていたようで、それを見た弟くんがお兄ちゃんを思いっきりつねったのだとか。
着替えるなりそのことでワイワイやってました。
まー、岩の中でケンカしなかったのはエライぞ!…ということで。


日曜日は佐野で薪能。
の、はずだったのですがあいにくの雨。
雨天会場で開催ということだったのですが、この会場が当日の朝変更になったそうでてんやわんやな感じになっていました。

そして変更になった会場は、
なんとチャペル!
曲は「葵上」
僕はツレでした。
考えてみればものすごい組み合わせ。
こりゃ六条御息所呼び寄せるのは賛美歌歌ったほうがいいかなとか、イノリはワキに十字架持ってもらったほうがいいかななんて冗談言っていたくらいでした。

特設舞台で舞うことはときどきありますが、今回はまた非常に特殊な環境。
チャペルだろうとなんだろうと橋掛り的な通路と舞うスペースさえあればなんとかなります。
が、今回は幕はもちろんなし。
客席後方にある小部屋を鏡の間としてここのドアを開けて出てきます(ちなみに出るときはいちお「おまーく」といいました)。
ここから恐らく装束の端でお客さまの頭をかすめつつ、足を蹴飛ばしつつ狭い通路を何度もクネクネ曲がりながら進み、舞台へは一畳台の1.5倍ほどの高さをエイヤっと昇ってやっと到着。
僕は舞台に上がってしまえばあとはほとんど座っているだけなので大丈夫でしたが、舞うほうは大変。
奥行きはほとんどないところに後ろには囃子方、前には小袖。
大小前から正先は5歩あるかどうかというくらい。
小面の小さな視界からどう舞うのかなぁと見ていましたが、シテの先輩は巧みに舞っていました。

舞台上下問わず演者一同知恵を振り絞って(僕はその点流れに乗るしかなかったのでなにもしていないけど)無事終演。
決して舞台上は暑くなかったと思いますが、楽屋が蒸し風呂だったのと、いろいろ気を遣うことが多かったせいか、僕の座っていた場所は池のようになっていました。
なるほど帰りベルトの穴の位置が変わっているわけだ。。。

ちなみにご覧になった方から、「バージンロードを歩いた気持ちはどうでした?」と。
とにかく舞台にたどり着くのに精一杯だったのでそういったことを感じる余裕はありませんでしたが、面装束を着てバージンロードを歩くのはこれが最初で最後でしょうね(笑)
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カテゴリ: 舞台

テーマ: 能楽 - ジャンル: 学問・文化・芸術

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