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鎌倉薪能2日目 

前日の予報によれば2日目は晴れ。
これなら安心と思って寝たものの、起きてみると雨。
今日もナシ…?と不安がよぎりましたが、夕方以降は持ち直すとのことで傘を差して出発しました。

途中藤沢に着く頃にはすっかり雨も上がり、これならとりあえず中止ということはなさそう。
でもまだ降水確率0%とはいかなかったため、楽屋では事前に少し短くなるよう打ち合わせをしておきました。

17時をまわり、神事、「翁」、火入れと進んでいきます。
ところが、装束も着け終わりいざ出陣!となったところに、ポツポツと。
まぁこのくらいなら何とかなるかなと思いましたが、天を仰ぐ暇もなく幕の前へ。
「清経」は囃子方・地謡が着座すると、幕の横(あるいはあらし窓)から「着きました」と声がかかり、ツレが「お幕」と言って幕をあげてもらいます。
こういう座付きでお幕というパターンは、自分でタイミングを計れないため心の準備が難しい。。。
先週勤めた「葵上」も同じようなパターンでしたが、続いたからといって慣れるものではないようです。

幕が上がり視界が開けるとしずしずと歩いて舞台へ入っていきます。
鎌倉では「高砂」「紅葉狩」とツレを勤めさせていただいたことがありますが、やはり能楽堂とは勝手が違うので、松の位置を確認しながら橋掛りを進みました。

今回掛けさせていただいた小面は、パンフレットにも絵を載せていらっしゃる画家の方が打たれたものだそうで、今回お披露目だったそうです。
古色が施されていないため白っぽい顔でしたが、可愛らしい表情。
でも曇らせると(下を向くと)少しキツめの表情になります。
このツレはシオリ(泣く)場面が多いので、はてさてどういう気持ちで臨んだらよいものかと、楽屋でしげしげと眺めながら考えていました。

ちなみに面は単なる美術品ではないので、仮面としての実用性がなければ舞台では使えません。
物によっては自分の顔に合わなくて眼の穴鼻の穴が全く利かなかったりしてなにも見えない、なんてこともなるのですが今回使わせていただいたものは非常によく見えて安心でした。

さて舞台は進み、そろそろシテが出てくる頃になりました。
と、そんなとき耳元で後見の声が。
「シテが出てきて○○まで謡ったら、ツレは〝聞くに心も…〟に飛んで」
「はい。…え?」
面の狭い視界からも線のように降ってきているのはわかっていたので、省略のことを言っているのは理解できました。
しかしそれだと一番の見せ場がごっそり抜けてしまうということになるので、一瞬聞き間違いがと思い、
「じゃクセがまるまる抜けるんですね?」
と確認すると、
「そう」
とのこと。

念を押したものの前代未聞の変更だったため、内心不安だらけ。
シテ(師匠)が出てきて、飛ぶ箇所まできたとき一瞬探ってしまいました。
思い切って謡い始めてみたものの、通常この箇所にあるはずのお囃子のアシライが入らず、謡いながら、あれ?いいのか?と迷ってしまいました。
冷静に考えれば、繋がりからいってそうすぐに打ち出せないからなのでしょうが、舞台上となるとそういう判断力は鈍ってしまうようです。

なにはともあれ無事謡い終わり終演。
短くなったぶん足はラクでしたが、見所からも「もう終わっちゃったの?」という雰囲気が感じられました。

装束は多少濡れてもなんとかなるのですが、面は致命的。
シテ方の問題だけならまだしも、楽器も雨は天敵なためこうした措置をとらざるを得ないのです。
終演後みんな「なんだか申し訳ないなぁ…」と口々に言っていましたが、天候ばかりはどうにもなりません。
といってもやはり雨の中ご覧いただいた大勢のお客さまにはなんだか申し訳ない気持ちでいっぱいです。。。

その後は残念というか幸いというか星が見え始め雨の心配はなくなり、狂言「二人袴」と能「葵上」は全く天候の心配なく進み、無事終演となりました。



と、今回はちょっと消化不良に終わってしまいましたが、12月にもう一度このツレがあります。
今度は屋内。
リベンジマッチです。
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カテゴリ: 舞台

テーマ: 能楽 - ジャンル: 学問・文化・芸術

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« 初めての撮影 など  |  鎌倉薪能 »

コメント

私か張本人

とにかく短くして、狂言も『葵上』も「顔見せ」的に皆さんに参加してもらおうという考えからの「大鉈ふるい」でした。ところが皮肉なことに、『清経』が終ったら雨がやんで虫の声。完全にお天気は回復。でも、狂言も『葵上』もたっぷりやって頂けたので、マア良しと思っています。それに、ツレとワキの会話の部分はたっぷり出来て、いちばん被害が少なかったのは駆け出し君でしたよ。いちばん割を食ってのは忍(男)さんでこれは申し訳ありませんでした。

安明 #lRLProEs | URL
2007/10/13 02:46 * edit *

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# | 
2007/10/15 00:15 * edit *

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# | 
2007/10/24 09:51 * edit *

また今度、仙台で頑張りますっ。

五星 #lVShtGQM | URL
2007/10/31 21:24 * edit *

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