特別公演と事業仕分け
2009/12/15 Tue. 22:11
日曜日、特別公演がありました。
僕より席次が上の方が「道成寺」を披かれるということは、確実に僕が披く時期が近づいているということを意味します。
そう考えると、のんびり構えていられる時間はありません。
ネット上でも話題になっていますが、事業仕分けにより学校まわりの公演(22年度から〝子どものための優れた舞台芸術体験事業〟として予算要求)が廃止または地方所管とすべきとなりました。
僕個人としてもメールにて意見を出しました。
能楽に限らず若いうちに少しでもいろいろな芸術文化に触れておくべき、その機会を奪うべきではないと。
僕も小学生のころ、やはりこうした企画で小学生のとき「王様の耳はロバの耳」を見て、「人の欠点をみんなであげつらうべきではないと思う」とあまり可愛くない感想文を提出した記憶がありますが、今でもメロディーが思い出せるというのは幼心にしっかり印象に残っているということです。
日本の財政が大赤字である今、文化だからと全く痛みをうけないというわけにはいかないのかもしれません。
確かに合理化すべきところというのもあるでしょう。
ただ次代を担う子供たちにしわ寄せがいくというのは間違いなく問題です。
能楽は幕藩制度の崩壊、戦争と壊滅的な危機に遭いながらも先人たちの血のにじむ努力によって生き残ってきました。
実は今まさに次の波が来ているのかもしれません。
若手の会のあと講評会などで「下手は要りません。これからはどんどん淘汰されます」と厳しいお言葉をよく伺います。
伝統芸能という楯の後ろに隠れているのでは未来はありません。
能楽は素晴らしい、日本を代表する伝統芸能であるのも最もだ、とそういう論法にならなければいけません。
そのためには…、
やはり稽古を重ね芸を磨くしか道はありません。
僕より席次が上の方が「道成寺」を披かれるということは、確実に僕が披く時期が近づいているということを意味します。
そう考えると、のんびり構えていられる時間はありません。
ネット上でも話題になっていますが、事業仕分けにより学校まわりの公演(22年度から〝子どものための優れた舞台芸術体験事業〟として予算要求)が廃止または地方所管とすべきとなりました。
僕個人としてもメールにて意見を出しました。
能楽に限らず若いうちに少しでもいろいろな芸術文化に触れておくべき、その機会を奪うべきではないと。
僕も小学生のころ、やはりこうした企画で小学生のとき「王様の耳はロバの耳」を見て、「人の欠点をみんなであげつらうべきではないと思う」とあまり可愛くない感想文を提出した記憶がありますが、今でもメロディーが思い出せるというのは幼心にしっかり印象に残っているということです。
日本の財政が大赤字である今、文化だからと全く痛みをうけないというわけにはいかないのかもしれません。
確かに合理化すべきところというのもあるでしょう。
ただ次代を担う子供たちにしわ寄せがいくというのは間違いなく問題です。
能楽は幕藩制度の崩壊、戦争と壊滅的な危機に遭いながらも先人たちの血のにじむ努力によって生き残ってきました。
実は今まさに次の波が来ているのかもしれません。
若手の会のあと講評会などで「下手は要りません。これからはどんどん淘汰されます」と厳しいお言葉をよく伺います。
伝統芸能という楯の後ろに隠れているのでは未来はありません。
能楽は素晴らしい、日本を代表する伝統芸能であるのも最もだ、とそういう論法にならなければいけません。
そのためには…、
やはり稽古を重ね芸を磨くしか道はありません。
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