朝8時半、白金台駅に集合し、近くの野外某地で朝練。
スーツの男が6人立ち並びいきなり大声で「高砂や~」と謡い始めたものだから、そばで野球をしていた親子はびっくり。
お父さんはバントを空振りしていました。
会場に着くと、人前式の間に5人分の紋付袴をセット(自分の分含めて6人分はかなり重かった…)。
時間が限られていたので着付けが間に合うかどうか危ぶまれましたが、裏方お2人と、この企画に賛同していただいた他流の能楽師の方にお手伝いいただき(金春結びもマスターしていただきました!)、余裕を持って時間内に終了。
皆さんいらっしゃらなかったら間違いなくタイムアップでした。
本当にありがとうございます!
披露宴が始まってしばらくしていよいよ出番。
さすがに皆さん緊張のご様子。
でもそれ以上に緊張していたのは僕だったようで、雪踏のまま上がる予定だったステージに、反射的に脱いで上がってしまいました。。。
皆さんのほうは満点以上の出来!
とても一回の稽古だけとは思えませんでした。
僕が頑張って声を出さないとかき消されちゃうくらい大きな声で、会場の空気がしゅっと締まったようでした。
有志の皆さんはとっても楽しかったようで、もっと舞台にいたかったとか、ずっと紋付袴でいたい、なんて。
短い部分とはいえ、それまで全く接点のなかった謡を覚えて、結婚式という晴れの舞台で謡うというのは、相当なエネルギーを要したにちがいありません。
でもこのあとは達成感と心地よい疲労で、きっと美味しいお酒が飲めたことでしょう。
僕自身、こういうカタチで能に親しんでいただくきっかけ作りができるというのは大きな収穫でした。
(この様子の画像は後日アップできるかもしれません)
新郎新婦のお二人、どうぞお幸せに!!
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