若すぎる旅立ちです。
私が幼い頃からまあちゃん、まあちゃんと大変可愛がって下さいました。
小学校低学年の頃、ご社中の会理春会に「草紙洗小町」の子方に出させていただいたこともありました。
いつでも明るく、どなたにも優しく接せられる先生でした。
お通夜、告別式のときには案内係として立っておりましたが、涙ながらに本当に優しくしていただいたとお話して下さる方が何人もいらっしゃいました。
式の間はなるべく係員的な役割の方に気を向けるようにしていたのですが、喪主ご挨拶の際にはついに押さえていたものがあふれ出し、涙が止まらなくなってしまい、ご社中の方にご心配おかけしてしまいました。
手向けの謡の「融」は声に詰まり、ほとんど謡うことはできませんでした。
先生は53年もの間、能に打ち込まれたそうです。
僕はまだようやっと半分。
これから先、天国からあの子よくやってるじゃないと思っていただけるよう精進していきたいと思います。
普段家では全くといっていいほどお酒を飲みませんが、今日はお弔いにと少しだけ飲ませていただきます。
ご冥福をお祈りいたします。
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