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駆け出し能楽師の奮闘記
敷居が高いと思われがちな能楽の世界を、能とは関係のない家から飛び込んだ私・中村昌弘の奮闘を通じて少しでも身近に感じていただけたらと思います。

能についてやたらに喋った1日

前日は定例能。
能の地謡一番と、仕舞を舞いました。
仕舞は…やり過ぎました。。。


翌日日曜は、午前中お弟子さんお二人稽古。
午後はシテ方他流の方が息子に会いにきてくれました。
たっぷり遊んでもらって、僕も出かける用があったので一緒に出発。
道々能楽界の今後についてずーっと話していました。

夕方新宿で待ち合わせ。
お相手はヴァレリー・デュ・シェネさん
フランス人の造形美術作家さんです。
インタビューをもとにそのイメージで絵を描かれたり、立体作品をつくられる方だそうですが、大学のクラスメートからの紹介を受けて僕に取材の依頼がきたのです。

あるひとつの特定の場所について語るということだったので、はじめ能楽堂について喋っていたのですが、それが能舞台になり、最終的には鏡の間になっていました。
喋っていくうちに一番印象が強い、思い入れの強い場所がそこになっていました。
もちろんその先に舞台があるから、ということがあってですが、自分の深層心理がわかったようでとてもおもしろい体験でした。
いずれ本になるそうですが、どんな表現をしていただくのかとても楽しみ!
出版の暁にはご紹介させていただきます。

それからもう一仕事(というものでもないけど)あって、なんとなしにワキ方と狂言方とで食事に行くことに。
一杯呑んで1時間くらい…の予定が、能の話でアツくなってしまい気がつけば終電アウト。
もうしばらくそこで語りあい、寒くなってきたので(さすがにこの時期の深夜一時に外は寒い)、カラオケボックスに移り歌も歌わず続きを。


結局帰宅は5時。
半日以上能のことばかり喋っていた1日でした。
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  1. 2010/05/17(月) 23:59:37|
  2. 考えごと(能楽)|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2

  

コメント

修羅

仕舞「清経」キリ、きりっとしてよかったですよ。〈やり過ぎた〉の意味は、気合いを入れ過ぎたということ? 僅か数分の舞、修羅のキリはあれぐらいでないと。宗家と八郎師が地で、あれほど強く謡ってくれたのだから。
  1. 2010/05/19(水) 07:54:59 |
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  3. 能楽兎者 #1PzRdcgs
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  1. 2010/05/20(木) 04:05:17 |
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