「弱法師」はやはり難しい曲でした。
そして今までやったどの曲よりもしんどかったです。
蝉丸といいこの俊徳丸といい、目の見えない青年の役というのは本当に健気で清らかです。
でも心の底には深い悲しみを湛えていて、それが溢れ出してくるときが必ずあります。
「弱法師」ではクルイの終わりの部分にそれがありますが、結局昨日も気持ちが入りすぎて、やり過ぎてしまいました。。。
いかに冷静に見つめながらできるかというのは、口で言うのは簡単でもとっても難しい課題です。
でも本当にいい勉強をさせていただきました。
抜擢していただいて、地頭もして下さった家元、丁寧に教えて下さった師匠、終わっていろいろアドバイス下さった先輩方、本当に感謝感謝です!
謡い方、杖の捌き方、そのほかいろんな所作、まだまだ歯が立たない部分がたくさんありましたが、10年、いや20年先になるかもしれませんが、一度能を勤めてみたいと思う曲でした。
7月は「俊寛」のツレ非公開の稽古会で「三輪」と「唐船」の舞囃子、ゆかた会で仕舞と目白押し。
暑さに負けず頑張ります!!
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