日曜日は金春会。
「紅葉狩」のツレでした。
申し合わせのときに女構え(右手を体にひきつけ左手を張った構え)と、謡の注意をいただいたのでその点が課題でした。
構えについては気を配ったつもりですが、謡のほうはイマイチでした。
同吟のゆったりした謡というのは本当に苦しい。
息も絶え絶えになってしまい、ツレとして調和のある地謡を謡えたかどうかというとちょっと課題の残る舞台となってしまいました。
こうした謡がなぜ苦しいか。
同吟の場合はシテに高さや位をシテに合わせなければならず、自分の間合いで謡えないのが最も大きな原因だろうと思います。
しかし、それなら地謡も辛いはず。
地謡との違いは立っているか座っているか。
立っているときの姿勢にも問題があるのかもしれません。
来年「高砂」や「氷室」のツレといった同吟のツレが控えているので解決しておかねばならない課題となりました。
今回もう一つ苦しい経験をしました。
鬘の紐をきつく締めすぎたこと。
前の曲でみんな出払ってしまったため、順番につけることとなり、僕はかなり早い時間に装束を着けてもらいました。
ちょっときついかなと思っていたのですが、まあ大丈夫というくらい。
でもいざ幕に立ったあたりで、あたたという感じになってしまいました。
謡が終わって下に居るときにはかなりつらくなり、足の痺れは大丈夫だけど、立った途端にふらつかないか心配でした。
なんとか無事立ち上がって帰れたものの(ツレの立ち上がるタイミングがずれてしまいましたが)、これも今後注意しなければなりません。
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